昨季にジェッツとの契約を検討したことがあったと明かすセインツQBカー
2024年07月19日(金) 12:39クオーターバック(QB)デレック・カーがニューオーリンズ・セインツのメンバーとなって丸1年以上が経過したが、最近になって、カーは他のチームの誘いをもっと真剣に受け止めていたら、クオーターバックの状況を変えていたかもしれないと明かした。
カーは2023年のオフシーズン中にニューヨーク・ジェッツと面会し、契約を検討していたと語っている。
『gulflive.com』によると、ポッドキャスト『Pardon My Take(パードゥン・マイ・テイク)』に出演したカーは「(ニューヨークと契約)することもできた。ただ、俺にとってはいいタイミングじゃなかった。まだ、4、5チームから話を聞かなきゃならなかったんだ」と話し、こうつけ加えたという。
「(ジェッツのヘッドコーチ/HC、ロバート・サラーと)一緒に座ったことを覚えている。彼は“なあ、君を迎えたい。君次第だ”って感じだった」
カーはサラーHCとジェッツの首脳陣と会うためにニュージャージー州フローラムパークに行く前に、すでにセインツを訪問しており、最終的にデニス・アレンHC率いるセインツを選んだ。
言うまでもなく、その1カ月以上後、ジェッツはアーロン・ロジャースをトレードで獲得している。
カーについての調査がただの適正評価であったなら、カーは正しい選択をしたことになる。しかし、ジェッツファンはロジャースを獲得する代わりに、カーと契約していたら、2023年シーズンがどうなっていたのかと考えているかもしれない。ロジャースはシーズン開始からわずか4プレーでアキレス腱を断裂し、ジェッツは再びクオーターバックに問題を抱えることになった。
とはいえ、ロジャースが回復して準備万端である今、それらはすべて過去のことだ。その一方で、カーはセインツと結んだ1億5,000万ドル(約236億0,580万円)の契約の2年目を迎える。2023年シーズンを通じて精彩を欠いたオフェンスで苦しんだカーは、新しい攻撃コーディネーター(OC)クリント・クビアックが指揮を執る中で、2年目のシーズンに臨む。
カーがジェッツでどのような体験をする可能性があったのか、今となっては分からない。ジェッツファンは、たとえ8月が近づく中でこうした可能性に興味をそそられることはあっても、わずかな時間であれ、もうそれについて考えないで済むことを望んでいる。
【KO】