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RBヘンリーとQBジャクソンのランプレーには「注目が集まる」とレイブンズTEアンドリュース

2024年07月22日(月) 11:05


ボルティモア・レイブンズのマーク・アンドリュース【AP Photo/Alex Brandon】

フリーエージェント(FA)でランニングバック(RB)デリック・ヘンリーと契約してから特に、ボルティモア・レイブンズには2024年シーズンに向けて明るい話題が取り巻いている。

タイトエンド(TE)マーク・アンドリュースはクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが所属するチームに、プロボウルに4回選出された経歴を誇るヘンリーが加わることで、他のプレーメーカーたちにも道が開かれると考えている。

チーム公式記録によると、レイブンズのベテラン選手たちがトレーニングキャンプに集合した初日にあたる現地20日(土)にアンドリュースは「信じられないことだ」と話し、こう続けたという。

「デリックのような選手を擁していて、8番(ラマー・ジャクソン)もバックフィールドにいるとなると、それは・・・ここでプレーしてきた7年間で、デリックとは何度も対戦してきたから、彼がどういうタイプの選手なのかや、どれだけタフなのか、それからデリックのような選手に対して立てておくべきゲームプランについては理解している。彼と8番には注目が集まるだろう」

「つまり、俺たちにとっては、彼らと一緒にいることで、本当に良い方向に展開するプレーが生み出せるはずだし、俺はそれにワクワクしている」

2年連続、通算5度目の1,000ランヤードシーズンを終えたばかりのヘンリーは、ジャクソンがドラフトで指名された2018年から今まで、レイブンズにはいなかったタイプのベテラン主力選手だ。2023年シーズンに試合平均ランヤード(156.5ヤード)でリーグトップに輝いたレイブンズ攻撃陣に加わったヘンリーは、自分にボールを手渡すデュアルスレットQBとともに、2024年に間違いなく相手ディフェンスから注目を集めるだろう。

レイブンズはトッド・モンケンが攻撃コーディネーター(OC)に就任した初年度に優秀な成績を収め、試合平均トータルヤード(370.4ヤード)で6位、試合平均得点(28.4点)で4位につけた。そして、ジャクソンはキャリアで2度目のMVPに選ばれている。レイブンズはリーグで最高の成績を収めてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の第1シードを手にしたが、AFCチャンピオンシップゲームでカンザスシティ・チーフスに敗れた。

足首と脚のケガでシーズン後半に欠場を余儀なくされたアンドリュースは、何とかAFCタイトル戦に復帰したものの、ほとんどインパクトは残せなかった。負傷前は10試合に出場してレシーブ45回、544ヤード(キャリア最低)、タッチダウン6回を記録。トレーニングキャンプが始まった中、以前よりも調子が良くなったと感じているベテランTEのアンドリュースは、モンケンOCの下で迎える2年目に向けて、以前より心地よさを感じているとも明かしている。

「最高だ。みんながもっと慣れていけば、ますます進化していくだろう。オフェンスを1回経験して学んだ後に迎える2年目はそうなるものだ」と語ったアンドリュースは「最初は新しいことだらけで、自分たちのアイデンティティを見極めようとしている感じ。今は、自分たちのなりたい姿とか、どう動いて、どう効率的になりたいのか、ラマーとモンクコーチ(モンケンOC)がいつでも最高のプレーができるようなツールをどうやって提供したいのかがはっきり見えていると思う。しかもそうだな、進化もしていくし、ちょっと違った感じにもなるはずだけど、すごく洗練されたものになると思う」と続けている。

レイブンズは今シーズン、ラショッド・ベイトマンやネルソン・アグホロー、キャリア2年目のゼイ・フラワーズといったワイドレシーバー(WR)たちに加え、タイトエンドのアイザイア・ライクリーやアンドリュースなど、昨季とほぼ同じパスキャッチユニットを擁している状態だ。ヘンリーの加入は、2024年に壁を乗り越えてスーパーボウル制覇を果たすことを目指すレイブンズに新たな機会をもたらすだろう。

【RA】