ラムズQBスタッフォード、契約調整後にトレーニングキャンプに参加
2024年07月24日(水) 09:19現地23日(火)、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとロサンゼルス・ラムズが修正された契約に合意した。これにより、スターQBのスタッフォードがトレーニングキャンプをホールドアウトするという事態は防がれている。
両者が話し合いを続ける中で数時間ほど延期された後に実施された記者会見で、ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは、スタッフォードの契約を調整したことと、スタッフォードがキャンプ開始時に参加することを発表した。
マクベイHCは先発QBを含めて「すべての選手がそろっている」と述べ、「ほっとしている」と続けている。
今オフシーズン、36歳のスタッフォードはラムズをスーパーボウル制覇に導いた後、2022年にサインした契約に保証金を上乗せすることをチームに望んでいた。スタッフォードはラムズのオフシーズンプログラムにフル参加していたが、契約が調整されるまでホールドアウト――または個人練習にのみ参加するホールドイン――する構えを見せていた。修正された契約の詳細はまだ明らかになっていないものの、現在はそうした事態がすべて回避されている。
マクベイHCは火曜日に「私たちはこれを解決することができた」とコメント。
「何が重要かを理解することができたし、両方の視点から明確に話すことができた。解決策を導き出して妥協点を見出すことが最終的な目標だったと思う。それができたし、それが目標だった」
「あまり細かいことに立ち入らないように気をつけたい。私が感謝しているのは、どんな問題であれ解決できたことと、今ここにいることだ。フットボールや今後について話せることに興奮している」
一方で、マクベイHCはスタッフォードが契約延長を受けていないことも指摘。スタッフォードは現在、2026年シーズン末までの4年1億6,000万ドル(約249億2,840万円)の契約を結んでいる状態だ。
昨シーズン序盤に苦戦したスタッフォードは、シーズン第9週に行われたグリーンベイ・パッカーズ戦を親指の捻挫で欠場するまでに先発した8試合で、パス成功率60%以下、タッチダウン8回に対してインターセプト7回という数字にとどまっていた。
しかし、そこから怒涛の勢いで復調したスタッフォードは、シーズン最後の7試合でタッチダウン16回を記録した一方で、インターセプトを4回にとどめ、3勝6敗と出遅れていたラムズの好転に貢献している。スタッフォードは今年1月に敗れたワイルドカードラウンドのデトロイト・ライオンズ戦でも活躍し、もう少しで逆転するというところまで元所属チームを追い詰めた。
NFLでの16シーズン目を迎えようとしているスタッフォードは、ラムズにトレードされてから4年目のシーズンに突入する。
バックアップの状況が定まっていない現状では特に、スタッフォードは必要とされるだろう。ベテランQBジミー・ガロポロはシーズン最初の2試合で出場停止処分を受けることになっており、かつてドラフト4巡目で指名されたQBステットソン・ベネットは昨季をチームのNFI(非フットボール故障者)リストで過ごした後、復帰している状態だ。
「マシュー・スタッフォードが#RamsCampに到着」
📍 Matthew Stafford arrives to #RamsCamp. pic.twitter.com/wXrTmTelvb
— Los Angeles Rams (@RamsNFL) July 23, 2024
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