ニュース

ブラウンズWRクーパーが再編された契約に合意、トレーニングキャンプに集合

2024年07月24日(水) 11:43


クリーブランド・ブラウンズのアマリ・クーパー【Cooper Neill via AP】

より多くのお金が欲しいと望んでいたワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーの願いがかなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地23日(火)に報じたところによると、クーパーとクリーブランド・ブラウンズが再編された契約に合意したとのことで、その契約では2,000万ドル(約31億1,533万円)が保証され、500万ドル(約7億7,883万円)を獲得可能なインセンティブで昇給が可能になるという。また、今回の契約では保証された報酬の半分が前払いされる。

クーパーはブラウンズの施設に到着し、キャンプにも集合しているとラポポートはつけ加えた。

1,000万ドル(約15億5,767万円)を手に入れられる日は誰にとっても良い日だと言えよう。再び重要なシーズンを迎えるにあたり、チームのトップレシーバーがホールドアウトする可能性に直面していたブラウンズにとっては、さらに良いニュースになったはずだ。クーパーとジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは契約をまとめることができ、それによって6月に参加必須のミニキャンプを欠席することを決めたクーパーの長期間にわたる欠席を防いでいる。

ダラス・カウボーイズは2022年に、サラリーキャップの制約を理由にクーパーをブラウンズにトレード。クーパーはそのカウボーイズと結んでいた5年1億ドル(約155億7,665万円)の契約の最終年を迎えている。その後、レシーバー市場が急成長を遂げてきた中で、クーパーはブラウンズでの2シーズンでキャッチ150回、2,410ヤード、タッチダウン14回と、驚くほど頼りになる存在として活躍してきた。

現実的には、クーパーの報酬はその活躍に見合ったものではない。クーパーは昨季にレシーブヤードで10位につけたにもかかわらず、平均年俸は2,000万ドルで20位にも入っていない状態だ。それを踏まえると、より多くの報酬を得るために練習を欠席しようとしていたのも納得がいく。

30歳になったクーパーにとって、複数年契約を結ぶラストチャンスは今、訪れている可能性が高い。クーパーはそうする代わりに契約期間の残りをクオーターバック(QB)デショーン・ワトソン率いるブラウンズでプレーしながら、前払いの現金と、25%の追加報酬を得るチャンスを手にしている。

【RA】