49ersのWRアイユークがトレード要求しつつトレーニングキャンプに集合
2024年07月24日(水) 13:05サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークはトレードを要求しながらも、トレーニングキャンプに集合した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地22日(火)に状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、ベテラン選手が集合する中、アイユークもチーム施設に来ていたという。
ルーキー契約の最終年を迎え、1,412万4千ドル(約21億9,974万円)を受け取る予定のアイユークは、現在8人の選手が年俸2,500万ドル(約38億9,671万円)以上を得ている、高騰するレシーバー市場に見合った長期契約を求めている。
49ersは5月以降、アイユークの代理人と目立った契約交渉を行っておらず、これが先週の正式なトレード要求のきっかけとなった。
アイユークはトレードされないと断言できるのかと尋ねられた49ersのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは「繰り返しになるが、そこに絶対はないと思う」と返答し、次のように続けている。
「われわれは完全に、ブランドンがこれからも49ersの一員であり続けることを意図している。われわれはいつでもさまざまな話を聞くようにしているが、先ほども言ったように、ブランドンがこれまでと同じように、このチームの不可欠な存在であることを期待しているし、そのことに興奮している」
アイユークはトレーニングキャンプに集合したことで、1日あたり5万ドル(約779万円)の罰金を回避。ルーキー契約を結んでいる選手に対しては、この罰金は免除可能だ。
アイユークがこのままWRディーボ・サミュエルの道を歩むなら、26歳のアイユークは“ホールドイン”するかもしれない。アイユークはオフシーズン中に49ersとの決別に関するうわさをあおり立てた——大学時代のチームメイトで、今はワシントン・コマンダースのクオーターバックであるジェイデン・ダニエルズとの、複数のソーシャルメディアへの投稿も含む——が、その次の動きが最も興味深いものになるだろう。49ersに行動を強いるためにホールドインをするのか? それとも、譲歩してキャンプに参加し、新人契約の最終年までプレーする意思を示すのか?
アイユークにとってホールドインは選択肢の1つだが、49ersの上層部はアイユークがフィールドに立つことを計画している。
リンチGMは火曜日に「われわれは選手全員が練習に参加することを期待している」とコメント。
最後の最後まで交渉することは、49ersにとってめずらしいことではない。サミュエル、タイトエンド(TE)ジョージ・キトル、そして昨年のディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサのケースでも同様のことが起こっている。毎回、契約が成立する前にこうしたことがあった。アイユークの旅も同じような結末を迎えるのか、それとも今回はベイエリアで違った結果が出るのだろうか?
【KO】