ジェッツOLBレディックが契約調整を求めつつトレーニングキャンプをホールドアウト
2024年07月24日(水) 13:22ニューヨーク・ジェッツは厄介な状況に置かれている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(火)に状況を知る人物の話をもとに報じたところによれば、契約の調整を待つアウトサイドラインバッカー(OLB)ハサン・レディックが、正式にトレーニングキャンプをホールドアウトしているという。
トレーニングキャンプを欠席すると、レディックのようなベテラン選手には1日あたり5万ドル(約779万円)の罰金が科される。
フィラデルフィア・イーグルスからジェッツへのトレードを経て、レディックは参加必須のミニキャンプを含め、オフシーズンワークアウトを欠席。
契約最終年の基本給が1,425万ドル(約22億2,207万円)となる29歳のレディックは、これまでの実績を踏まえ、年俸アップを伴う新契約を望んでいることをイーグルスで明かしていた。その後、イーグルスは4月1日にレディックをジェッツにトレード。ジェッツはトレードの時点でレディックの契約問題を承知しており、そのギャップを埋めることができると考えていた。
ラポポートは本格的な契約延長の可能性は低いかもしれないと述べる一方、今年の契約に調整を加えることにより、レディックがチームのもとに顔を出す可能性は高いと伝えている。
ジェッツはフリーエージェント(FA)でディフェンシブエンド(DE)ブライス・ハフを失った後、元ドラフト1巡目指名のLBジャーメイン・ジョンソン二世およびDEウィル・マクドナルド四世とともにローテーションの穴を埋めるベテラン選手としてレディック獲得に動いた。
トレーニングキャンプを欠席したことによる高額の罰金を受け入れるというレディックの姿勢は、少なくとも2024年の契約に微調整を加えたい、あるいはそれ以上の調整を望んでいるという確固たる立場を強調している。
【KO】