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セインツと契約交渉しつつトレーニングキャンプをホールドアウトしないRBカマーラ、「俺は馬鹿じゃない」

2024年07月25日(木) 11:55


ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Ryan Sun】

ニューオーリンズ・セインツのランニングバック(RB)アルビン・カマーラは契約交渉が続く中、6月に行われた参加必須のミニキャンプを早退した一方で、今週のトレーニングキャンプには集合している。

現地24日(水)、カマーラは元RBマーショーン・リンチを真似て、1日あたり5万ドル(約765万円)の罰金を科されるのを回避するために来たと認めた。

カマーラは「俺は馬鹿じゃない。お金を放棄するつもりはない」と語り、こう続けている。

「俺はお金を稼ごうとしているんだ。そうだろ? ここにいるつもりだ。ジャージを着ている誰一人にも関係ないし、今起こっている契約問題について、コーチたちを責めるつもりはない。これはリーグ全体で起こっていることだ。ここでも起きている。どこでも起きている。みんな契約を結んで、報酬を得ようとしているんだ。上の人たちとの争いでチームメイトに迷惑をかけるなんて、馬鹿げている。争いと呼ぶほどでもない。報酬について話し合っているだけだ。・・・俺はそんな男じゃない。俺はチームのためにいる。だから、俺はここにいて、やるべきことをやっている。仕事をしているんだ」

先月に行われたミニキャンプから早々に離脱したのは、契約に関する懸念が解決しなかったためだとカマーラは認めており、次のように話した。

「契約をまとめようとしているけれど、何も起こっていない。契約について、本格的な話し合いや、価値があると言える話し合いはなかった。だから、最後の日はただ俺が言っただけ。“ああ、アルビンは契約について何も言っていない”という誤解があったと思うけど、そんなことはまったくない。ただ、その時が来たっていう感じだ。俺たちはそれについて少し話し合ってきた。本当に意味のある内容は何もなかった。彼らの話が一方的で、俺は“いや、それは違うな”っていう感じだった。だから、俺は家に帰ったのさ」

25日(木)に29歳になるカマーラは今シーズンの基本給として1,020万ドル(約15億5,971万円)を受け取る予定だが、そのうち保証されているのはわずか100万ドル(約1億5,285万円)だ。2025年の基本給は2,240万ドル(約34億2,389万円)に設定されているが、保証が含まれておらず、その膨らんだ数字をカマーラが得ることはおそらくないだろう。

カマーラはキャリアを通じてセインツでプレーすることが目標であることを改めて強調した。

「前にも言ったけれど、俺はセインツの一員でいたい。俺の言っている意味が分かるだろ? ここで引退したいんだ。どこか他の場所でフットボールをしなきゃならないなら、たぶんアフリカのどこかで足を伸ばしてリラックスしているとか、そんな感じだろうね」

選手が新しい契約を得るためにできる最大の交渉手段はサービスを提供しないことだが、カマーラのようなベテラン選手にとっては、罰金は免除されず、試合ごとの給与を逃す可能性があるため、それには大きな賭けが伴う。カマーラは新しい契約を得るためにその道を進むつもりはないようだ。

今シーズンは新しい契約なしでプレーするかと尋ねられたカマーラは「俺はここにいるし、プレーしている」と返答し、こう続けた。

「プレーするつもりだった。もし今年以降の契約がないなら、まあ、俺よりあなたたちの方がフットボールに詳しいだろうから、どういう意味かは分かるだろう」

問題は、それが2024年に契約延長という形で決するのか、契約改定という形で決するのかだ。

【KO】