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QBアレンが過大評価されているとの見方に「間抜けな人はどこにでもいる」とビルズGMビーン

2024年07月25日(木) 12:42


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

自分の意見を持つ権利は誰にでもあると言われている。

しかし、中には極端で馬鹿げた意見もある。

バッファロー・ビルズのジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンにとっては、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンがNFLで最も過大評価されている選手の1人であるという見方がそれに当てはまるようだ。

現地24日(水)、ビーンGMは「間抜けな人はどこにでもいる」と話している。

『ESPN』によると、ある匿名のNFL幹部が最近、プロボウルに2回選出された経歴を持つアレンを“NFLで最も過大評価されている選手の1人”だと指摘したという。ビーンGMはこれに明らかに異を唱えているものの、これ以上その問題に触れたくないと考えているようだ。

「どこから始めたらいいのか分からない。イライラする」とビーンGMは述べている。

「こういうことは無視するようにしているが、ジョシュは7年目を迎えるというのに、まだ否定的な人たちがいるなんて。私には理解できない。私が評価するならば、過大評価と言う前に過小評価だと言うだろう。バイアスがかかっているのは分かっている。彼はうちの選手だし、私はずっと彼のことが大好きだからね。こういう意見が出てくると、人々がランキングを好むのは分かっているけど、自分の名前も出さずにああいうコメントをするのはどうかと思う。この幹部っていうのは誰なんだってね。幹部というのは曖昧な言葉だ。私は多分、まだ早い段階からそう呼ばれていたと思う。ただ、向こうが名前を出していないなら、私たちはその意見を認めるべきではないと言える」

アレンは2023年シーズンに、ビルズを4年連続のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区制覇とディビジョナルラウンド進出に導いた。また、アレンはスクリメージヤード(4,830ヤード)とスクリメージタッチダウン(44回)でリーグトップに立っている。しかし、ターンオーバーが多い傾向が最大の難点となっており、昨季のインターセプト数(18回)とトータルギブアウェイ数(22回)はいずれもサム・ハウエルに次いでNFLで2番目に多かった。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ビルズは2020年以降にアレンがギブアウェイを犯さなかった試合で16勝0敗を記録しているとのこと。

それでも、アレンはビルズのフランチャイズ再興に貢献しており、NFLリサーチによれば、ビルズ攻撃陣はその間にNFLトップの得点力(試合平均28.6点)を誇り、アレンはトータルタッチダウン数(174回)でNFL首位に立っているとのこと。豪腕のパサーであり、大胆不敵なランナーでもあるアレンは、4シーズン連続で40回以上のトータルタッチダウンを記録している。それは、他のクオーターバックがいまだかつて成し遂げたことがない快挙だ。

つまり、ビーンGMにとって、アレンが過大評価されているという意見は理解し難いものなのだ。

アレンはキャリア序盤から現在に至るまで1人であらゆることをこなすような選手だが、2018年NFLドラフトの全体7位で指名されたときには大きな疑問があると見られていた。アレンはこの6シーズンで、そうした疑念を持つ人々が間違っていることを証明してきたため、ビーンGMは今回の中傷によって自分の見方が変わるとは予想していない。

「彼にはもともと強い闘志があるし、この人が何を言ってもそれは変わらないと思う」と強調したビーンGMは「彼は今年、強い意志を持って挑むと思う。タイトルを欲している。それを求めているのだ。毎年それが手に入らないと、その闘志はさらに強くなっていく。それが彼を動かす原動力だと思う」と続けた。

【KO】