今話題の金髪坊主頭について語るベンガルズQBバロウ、「飽きちゃったんだ」
2024年07月25日(木) 15:21手首が回復したあのクオーターバック(QB)が、別の振る舞いによってクイーンシティで話題になっている。
シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウが現地24日(水)にトレーニングキャンプで初めてメディアの前に姿を現し、新しい金髪の坊主頭を披露した。
手首の経過報告が続いた夏を経て、話題はバロウの髪型に大きく移った。バロウの新しい髪型は、エミネムやプロレスラーのコーディ・ローデスと比較されている。バロウにとってのもう1つの新たな展開は、キャリア通算でスナップ3回しかプレーしていない、プレシーズンの試合に出場することだ。
ケガの懸念がありつつも、バロウはプレシーズンでプレーすることに興奮している。
8月10日(土)にホームでタンパベイ・バッカニアーズを迎え撃つプレシーズン初戦でプレーすることについて、バロウは「今年、試してみるのにそれが最善の方法だと思った」と語り、こう続けた。
「俺たちが1年の初めからベストを尽くすのは重要だと思うし、それが必要なんだと思う。過去何年もやりたかったけれど、できなかったことだ。今年はそれができることにワクワクしているよ」
ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは月曜日に、昨年に手首の手術を受けたバロウが、オフシーズンに回復が進んだのを受けてプレーの許可を得たと述べた上で、バロウにはこのプレシーズンに出場してもらうつもりだと明かした。バロウがプレシーズンにどの程度参加するかは、本人にもまだ分からないという。
バロウは水曜日に「そういう話し合いはまだあまりしていない。俺たちがプレシーズンゲームでどうプレーするかも影響するだろう。たくさんの要素があると思う」と話した。
2020年NFLドラフト全体1位で指名され、5シーズン目を迎えるバロウは、プレシーズンにフィールドに立つことに関しては不運に見舞われてばかりだ。ルーキーシーズンでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でプレシーズンの全試合が中止となった。2021年、バロウはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でルーキーシーズンを棒に振った後だったため、前述のスナップ3回をプレー。翌年は盲腸の切除手術でプレシーズンを欠場し、昨季はふくらはぎの張りを抱えていたため、出場できなかった。
2023年シーズンでは開幕戦に出場したバロウだったが、手首の靱帯を断裂したため、そのシーズンは10試合の出場にとどまった。
そんなバロウは水曜日に今のところは順調だとコメントしている。
「今日は満足している。まだ手探りな状態で、“今のはどうだったかな?”と思う投球がいくつかある。たいていは思い通りに行くんだけれど、ボールが思い通りに回転しない。だから、まだその点に取り組んでいるところだ。でも、今自分がいるところはとてもいい感じだよ。個人練習の終わり頃に、なんとなく分かったような気がする。だから、もう少しその点を探るのが楽しみだ」
バロウの髪型が話題になっているが、なぜ髪型を変えたのかについては、本人曰く、単に飽きただけだという。
バロウはリーグで過ごしたこれまでの年とは色もカットも異なる新しい髪型にした理由について「飽きちゃったんだ。それだけさ」と語った。
また、バロウによると、体重約141kgのディフェンシブタックル(DT)B.J.ヒルからの勧めもあってこの髪型にしたそうで、ヒルも同じ髪型にすることを求めているようだ。
「俺が坊主にしてブリーチしたら、自分もやるってB.J.は言ったんだ。だから、みんなであいつに責任を取らせなきゃならない。来週中にやってもらわないとね」
シンシナティで金髪のベンガル風スタイルが注目されているのと同じように、バロウも今シーズンのプレシーズンに注目を集めるだろう。
【KO】