ビル・ベリチックは49ersのスタッフになるオファーを“丁重に”辞退したとシャナハンHC
2024年07月25日(木) 15:28ビル・ベリチックはニューイングランド・ペイトリオッツでの伝説的なキャリアに終止符を打った後、コーチングサークルから離れている。
サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはポッドキャスト『TK Show(TKショー)』に出演した際に『The Athletic(ジ・アスレチック)』のティム・カワカミに対し、ベリチックにスタッフに加わらないかと提案したが、“丁重に”断られたと明かした。
『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイエリア)』によると、シャナハンHCは「ああそうだ、私は彼に投げかけた」と述べ、こう続けたという。「彼はフットボールをこよなく愛している。彼が今、どこかのチームのヘッドコーチじゃないなんて信じられない。自分がオーナーだったらどうしていたか分かるから、驚いている。ビル・ベリチックのような人に失礼な言動をとることは一番避けたいことだろう。でも、彼が最もシンプルな形でフットボールを愛していることを知っているから、(守備コーディネーター/DCを含めて)彼がやりたいことが何であれ、あらゆることを提案した。“興味はありますか?”と私が聞くと、彼は素晴らしい態度で感謝した上で丁重に断ってくれた」
現代で最も素晴らしいコーチをスタッフに迎えることは、シャナハンHCにとって興味深い動きだったはずだ。ベリチックの存在がもたらす影響を恐れなかったシャナハンHCは称賛に値する。そのようなオファーを出したのは、シャナハンHCのベリチックに対する敬意と、自分の仕事に対する安心感の表れだと言えよう。
49ersは第58回スーパーボウルを終えた後に守備コーディネーターを務めていたスティーブ・ウィルクスと決別。そのため、ベリチックがその役割を担う可能性が生じた。最終的に、49ersはニック・ソレンセンを昇格させ、守備コーディネーターとしている。
今オフシーズン、ベリチックはいくつかの役職の候補者となり、アトランタ・ファルコンズのHC候補として面談も受けたが、採用には至らなかった。今シーズンは『Inside the NFL(インサイド・ザ・NFL)』のアナリストとしてメディアに登場することが決まっている。
NFLのヘッドコーチとして通算302勝を挙げているベリチックが1年間の休養をとるだけだと考えているシャナハンHCは、次のように語った。
「私は彼が来年にリーグに戻ってくることを確信している。彼と対戦することになる可能性もある。彼はNFC西地区に来るかもしれない。彼がここに来て私たちと敵対することになったら最悪だろうから、そういうことには気をつけないといけない。でも、彼は最高だし、私は彼と話すのが好きだ」
【RA】