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レイブンズがトレーニングキャンプで故WRジャコビー・ジョーンズを追悼

2024年07月28日(日) 10:09


ジャコビー・ジョーンズ【AP Photo/Nick Wass, File】

かつてNFLのワイドレシーバー(WR)としてプレーしていた故ジャコビー・ジョーンズが埋葬された日、ボルティモア・レイブンズのメンバーは重苦しい気持ちで練習場に立った。

チームのスタッフは現地27日(土)に行われた練習で、ジョーンズが着用していた12番が印字されたバンダナとブレスレットを身につけて追悼している。そのバンダナとブレスレットはそこに参加した人々にも配られた。

レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは、土曜日に行われたジョーンズの“追悼式典”はボルティモアのスーパーボウルヒーローにふさわしいものだったと述べている。

ハーボーHCは「今日の練習をジャコビー・ジョーンズに捧げた。私たちはここに来て、彼がものすごく愛していたことをするチャンスを得たからだ」と語り、こう続けた。「女子フラッグチームを含む50近くのユースフットボールチームがここに集まり、練習中にずっと声を上げている姿を見たのは、これ以上ないほどふさわしいことだった。かなりの声量になり、観客の声が原因で交代の際に少し問題があったと思うが、それは楽しかった。ジャコビーとその素晴らしいエネルギー、笑顔、ゲームや人生に対する愛に敬意を表して、その努力を彼に捧げる」

「レイブンズのスタッフは今日、ジャコビー・ジョーンズを称えて12番のバンダナを着用」

ジョーンズは7月14日に40歳で亡くなった。9年間のNFLキャリアのうち、レイブンズでプレーしたのはわずか3シーズンだったが、レイブンズの最新のスーパーボウル進出におけるジョーンズの貢献は永遠に語り継がれるだろう。

ジョーンズは2012年シーズンのディビジョナルラウンドで、“マイル・ハイ・ミラクル”と呼ばれ、チームの勝利を決定づけたタッチダウンパスに成功した。俊足のジョーンズはその2試合後に臨んだ第47回スーパーボウルで、56ヤードのタッチダウンとスーパーボウル史上最長となる108ヤードのキックオフリターンタッチダウンを決め、レイブンズでさらなる伝説を刻んでいる。

ジョーンズが決めた2回のタッチダウンは、サンフランシスコ・49ersを破って第47回スーパーボウルを制したレイブンズにとって非常に重要なものだった。ジョーンズはスーパーボウル史上初めて、同じ試合でタッチダウンレシーブとリターンタッチダウンを決めた選手になっている。ニューオーリンズ出身のジョーンズにとっては、スーパーボウルの歴史の中でも特に素晴らしいパフォーマンスをスーパードームで披露できたことで、その物語はより特別なものになった。

ジョーンズの葬儀は土曜日にニューオーリンズで執り行なわれた。

「12を称えて」

【RA】