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トレーニングキャンプに参加しながらオリンピックに出場する婚約者を応援するカーディナルスWRウィルソン

2024年08月01日(木) 10:09


マイケル・ウィルソンとソフィア・スミス【NFL】

オリンピック選手のパートナーを持つNFL選手はシカゴ・ベアーズのセーフティ(S)ジョナサン・オーウェンズだけではない。

アリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー(WR)マイケル・ウィルソンは、サッカーアメリカ合衆国女子代表(USWNT)のスター選手としてパリで開催されている2024年夏季オリンピックに出場している婚約者、ソフィア・スミスの姿をできるだけ多く見るためにスケジュールをやりくりしている。『ESPN』のジョシュ・ワインファスによると、トレーニングキャンプに臨む最中、ウィルソンは練習に向かう前にスミスが出ていた2試合の前半の一部を観戦していたという。

オーウェンズとは異なり、ウィルソンはフランスに赴いて現地で観戦はしておらず、その理由として、キャリア2年目を迎える選手にとっての今回のキャンプの重要性を挙げている。

「欠席するにはあまりにも重要な年だ」とコメントしたウィルソンは、自分が5年目や6年目のベテランならばキャンプの欠席を申し出ていたかもしれないとつけ加えた。

ウィルソンには、昨年にオーストラリアとニュージーランドで実施されたFIFA女子ワールドカップで遠方からスミスを応援した経験がある。アリゾナとパリの時差は9時間しかないため、今年はもう少し多くの試合を見ることができるだろう。

「去年と同じような感じだ。だから、今回はかなり準備ができている」とウィルソンは話している。

ウィルソンとスミスはスタンフォード大学の1年生のときに出会った。ウィルソンは6月にプロポーズをしている。

23歳のスミスはUSWNTの新星であり、直近のドイツ戦では2ゴールを決めた。スミスが有名になりつつあることに驚いていないウィルソンは、次のように語っている。

「誰も驚いていないと思う。過小評価されていた選手が一世を風靡したわけじゃない。彼女は16歳のときから代表チーム(のプログラム)にいた。今、彼女は本領を発揮し始め、予言を実現しつつあるような感じだ」

「でも、それを見るのは本当に最高だ。次の偉人、選ばれし者として認められる人はたくさんいるからね。常にうまくいくとは限らない。だけど、彼女がそうなりつつあることに驚いてはいない。だって、彼女は(カーディナルスの新人WRである)マーヴィン(ハリソンJr.)とかそういう素晴らしい選手のようにものすごい才能、稀有な才能を持っているだけじゃなくて、ゲームを愛し、フィールド外の細かいこともすべてやっているからだ。つまり、可能性は無限大さ」

ウィルソンが遠くから見守るしかないのは気の毒だが、ルーキーシーズンに輝きを放っていたウィルソンはキャリア2年目を迎える2024年にカーディナルスのオフェンスでより大きな役割を得られるよう努力している。

【RA】