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シーホークスHCマクドナルドが初のトレーニングキャンプで「楽しい」タイトルベルト争いを導入

2024年08月01日(木) 11:16


シアトル・シーホークスのマイク・マクドナルド【NFL】

14シーズンの間、ピート・キャロルがシアトル・シーホークスのヘッドコーチ(HC)を務めた後、マイク・マクドナルドが新しいヘッドコーチに就任し、チームに確かな影響を与えている。

トレーニングキャンプ中、マクドナルドHCは攻守いずれかでその日の勝者となった側に授与されるチャンピオンベルトを導入した。

『The Seattle Times(シアトル・タイムズ)』によると、マクドナルドHCは「このベルトはキャンプ中にいろいろと混ぜたり、スパイスを加えたりするための、ちょっとした楽しいものなんだ」と語り、こうつけ加えたという。

「“誰がベルトを持っている?”といった具合に、挑戦の基準を変えることができる」

前日にディフェンスがベルトを獲得した後、現地30日(火)に行われた練習ではオフェンスが立て直し、レフトタックル(LT)チャールズ・クロスがそのベルトを身に着けていた。

キャロル元HCのリーダーシップの下、シーホークスはあらゆる面で常に競争を説いていた。マクドナルドHCはその伝統を受け継ぎつつ、独自の工夫を凝らしている。

マクドナルドHCはベルトの授与基準について、まだ調整中のようだ。

「基準は常に変化している。私は選手たちのためにそれを変える権利を持っている。でも、それがおもしろいところだ。チームの状況に応じて、いろいろな場面で刺激を与えて、誰かが少し後押しを必要としているときにはその選手たちに有利なようにしたりする。ベルトを賭けるとか、そんな感じだ。だから、楽しいよ」

オフェンスがベルトを授与された後、クオーターバック(QB)ジーノ・スミスがクロスにベルトを渡すように提案した(自分のブロッカーを元気づけるスミスの賢明な行いだと言えよう)。

ベルトを受け取ったクロスは「ジーノに感謝だ。彼に話しかけて、“オフェンスが試合に勝ったな”って言ったら、彼は“オフェンシブライン(OL)にあげてくれ。チャールズはキャンプで本当によくやっている”って言ってくれたんだ」とコメントし、次のように続けている。

「これはオフェンスにとって、今日どれだけうまくやったかを示すトロフィーに過ぎない。パッドを着けて2日目を迎えて、日々改善を続けて、良くなってきている」

このベルトは少し大学じみているかもしれない。しかし、トレーニングキャンプの大変さが増すにつれて、新鮮さを保ち、選手たちに何か目に見えるものを与えて戦わせるのは、悪い考えではない。悪くすれば、目新しさだけで終わってしまう可能性もある。良い方向に働けば、レギュラーシーズンに向けてキャンプが進行する間に、シーホークスがお互いを高め合おうと努力する、チーム内バトルの象徴になるだろう。

【KO】