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バッカニアーズがOTワーフスと5年209億円の延長契約に合意

2024年08月02日(金) 09:34


タンパベイ・バッカニアーズのトリスタン・ワーフス【Aaron M. Sprecher via AP】

オフェンシブタックル(OT)トリスタン・ワーフスが、本格的な練習に戻ることが可能になった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地1日(木)に、状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、タンパベイ・バッカニアーズとスターレフトタックル(LT)ワーフスが8,800万ドル(約131億1,622万円)以上の保証を含む、5年1億4,000万ドル(約208億6,672万円)の延長契約に合意したという。その後、チームもこの契約について発表した。

バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは木曜日に「この扉から入ってきたその日から、トリスタンは仕事に対する姿勢と偉大さへのコミットメントをもたらし、このビルにいる全員を高めてきた」と述べ、こう続けた。

「彼はリーグ最高のオフェンシブラインマンとしての地位を確立し、ロッカールーム内では疑いようのないリーダーとなっている。トリスタンはチームとして成功するために極めて重要な存在であり、われわれは彼のような選手、人物をとどめることができて非常にうれしく思う。彼をチームの要として迎えることができて誇りに思うとともに、これからもともに偉大なことを成し遂げていくことを楽しみにしている」

元ドラフト全体13位のワーフスは新人契約の最終年を迎えることになっていた。双方が契約交渉を進める中、ワーフスはトレーニングキャンプではパッドつきの練習に参加しておらず、限られた範囲で練習していた。

バッカニアーズでの最初の3シーズンをライトタックル(RT)として過ごしたワーフスは、オールプロのファーストチームに1回、プロボウルに2回選出されている。元ドラフト1巡目指名のワーフスは昨年、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドのブラインドサイドを守るべく、レフトタックルへとスムーズに移行。こういった移行は必ずしも容易なものではないが、ワーフスは朝飯前と言わんばかりにやり遂げ、再びプロボウルに選出された。

この契約は、チームの主力選手を今後何年も維持するべく、リヒトGMが今シーズンに結んだ最新の契約だ。バッカニアーズは現在、ワーフス、メイフィールド、ワイドレシーバー(WR)マイク・エバンス、およびセーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.と再契約または契約を延長している。バッカニアーズは一度のオフシーズンで、年俸2,000万ドル(約29億8,291万円)超の選手を1人(WRクリス・ゴッドウィン)から5人に増やしたことになる。

【KO】