NFLは『Verizon（ベライゾン）』提供の2025年プロボウルゲームズをフロリダ州オーランドで行うと発表した。

数日にわたって開催されるAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）対NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）のイベントでは、NFLのトップ選手88人がユニークな競技でフィールド内外のスキルを披露し、2025年2月2日（日）にキャンピング・ワールド・スタジアムで行われるアクション満載のフラッグフットボールで競い合う予定だ。選手たちは家族やファンに囲まれながら、楽しく思い出に残る形で今シーズンの成果を祝う機会を得る。『ESPN』と『ABC』が再びこのイベントを放送する見込みだ。

オーランドでは2017年、2018年、2019年、2020年、2024年と5回のプロボウルが開催されてきた。今年のイベントでは、フットボールシーズンを祝い、ファンがお気に入りのチームや選手を身近に感じることができるファン体験を含め、セントラルフロリダの各地でイベントが開催される。

昨年、オーランドで開催された2024年プロボウルゲームズには5万5,000人以上のファンが参加したほか、600万人が『Disney（ディズニー）』、『ESPN』、『ABC』、『Disney XD』を通じて視聴していた。木曜日のゴールデンタイムに『ESPN』で放送されたスキルチャレンジの平均視聴者数は、前年度より9％増加して平均120万人だった。また、昨年のイベントはプロボウル史上、ソーシャルメディア上で最も視聴されたイベントとなり、ソーシャルメディア上のビデオの視聴数は前年比12％増を記録している。

2024年プロボウルゲームズの成功を支えたのは、スター選手ぞろいのコーチ陣だったと言えよう。ペイトン・マニングとイーライ・マニングがヘッドコーチ（HC）を務めたほか、レイ・ルイスとデマーカス・ウェアが守備コーディネーター（DC）、ウェス・ウェルカーとキーナン・マッカーデルが攻撃コーディネーター（OC）を務め、それぞれAFCとNFCのチームで指揮を執った。最終的にAFCに勝利したNFCは、NFLがオールスターゲームのフォーマットを一新して以来の連勝を揺るぎないものにしている。

選手やチーム、ファンからのフィードバックの結果、NFLは2023年にプロボウルを“プロボウルゲームズ”として再構築。生放送および収録によるスキルコンペティションを含み、このスポーツの未来に欠かせない部分としてフラッグフットボールにスポットライトを当てた全く新しいフォーマットを導入した。

フラッグフットボールはリーグの戦略的優先事項であり続けている。NFLのフラッグフットボール運営パートナーである『RCX Sports（RCXスポーツ）』とのパートナーシップにより、リーグはユースから最高峰のNFLまで、あらゆるレベルのフットボールを祝福するイベントとして、プロボウルゲームズを通してフラッグフットボールを取り入れる。

プロボウルに選出された選手たちによるAFC対NFCのフラッグゲームに加えて、『RCX Sports』主催でトヨタ提供の第1回NFLフラッグ選手権が、7月18日（木）から21日（日）にわたってオハイオ州カントンのホール・オブ・フェイム・ビレッジで開催された。世界最高峰のユースフラッグフットボールトーナメントであるこのイベントには約2,500人もの選手が参加。全米から集まった計240を超える女子および男子のチームがNFLの全32チームを代表した一方で、オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、イギリス、メキシコから6チームが参加し、今回初めて、世界各国の14歳以下のアスリートで構成される国際部門も競われた。NFLフラッグ選手権の放送パートナーである『ESPN』は、このイベントが週末に500万人のファンを動員したと発表している。

フラッグフットボールは世界で最も急速に成長しているスポーツの1つであり、あらゆる大陸の100カ国以上で2,000万人以上がプレーしている。フラッグフットボールはあらゆる年齢や性別の人々によってプレーされている、最も包括的で親しみやすい形のフットボールであり、女性や女子が急成長の鍵を握っている。

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