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メンター役を認めつつペイトリオッツの理想的な先発QBを自負するブリセット

2024年08月03日(土) 12:25


ニューイングランド・ペイトリオッツのドレイク・メイとジャコビー・ブリセット【NFL】

ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)ジャコビー・ブリセットは状況を理解している。

31歳のブリセットはドラフト全体3位で指名されたドレイク・メイのメンター役を担いながら、ヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨが必要とする限り先発を務める準備も同時に進めていることを自覚している。

現地2日(金)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』に出演したブリセットは、自分が二面的なアプローチに最適なクオーターバックであることを認めた。

「ああ、もちろん、間違いない。俺は同じポジションのみんなを指導するのにぴったりな人間だと思うけど、この仕事の先発としてもぴったりだと思う。それを軽く見ているわけじゃない。俺は何よりもプレーするためにここに来た。俺がフィールドに出るたびに、それを見るチームメイトには、俺がもたらすすべてのものは俺自身からきているんだと知ってほしい。でも、先発するためにここにいるんだ。俺はプレーして試合に勝つためにここにいる。それが俺の計画だ」

ブリセットはキャリアを通じて、先発として必要となればいつでも呼び出しに応じられるだけでなく、その間に他のクオーターバックを助けることもいとわないことを証明してきた。アンドリュー・ラックにかかわる一連のできごとがあったインディアナポリス・コルツでも、若きトゥア・タゴヴァイロアのいるマイアミ・ドルフィンズでも、デショーン・ワトソンの代行を務めたクリーブランド・ブラウンズでも、昨年に先発として初めてフルシーズンを過ごしたサム・ハウエルを手助けしたときでも、ブリセットは常に準備万端だった。

ベテランのブリセットはシーズン開幕時の先発クオーターバックの最有力候補としてトレーニングキャンプに突入した。メイがジェットコースターのように不安定なセッションをこなしている現在でも、それはまだ変わっていないようだ。しかし、ブリセットは新人のメイが日々成長していると指摘している。現時点で求められるのは、それがすべてだ。

メイとのポジション争いについて尋ねられたブリセットは「何よりもまず、俺は同じポジションにいる全員と競争しているんだ」と答え、こうつけ加えた。

「誰が選ばれし者なのか、はっきりさせたい。そこについては誰にも疑問をもたせたくない。ドレイクはいい仕事をしている。彼は日に日に良くなっているよ。俺たち全員が望むのはそれだけだろ。毎日、俺はフィールドに出て良くなろうとしている。チームメイトには俺がそこにいるのを見てもらいたいし、俺たちのポジションが毎日良くなっていく姿を見てもらいたい。だって、いつかは俺たち全員がお互いを必要とするようになるんだからね。俺たちのうち誰かが入ったり抜けたりしても、その基準は変えちゃいけない」

フォックスボロからの報道によると、メイは強肩と素質を見せているものの、読みがうまくいかず、ミスもしているという。これは多くのスカウトによって、実戦に投入される前にもう少し経験を積む必要があると考えられていた若きクオーターバックにとって、あらかじめ想定されていた不調だ。

ブリセットは金曜日に記者団に対し、メイへのメッセージは、ただ毎日のように競争し続けることだとコメント。

「頑張れよ。トレーニングキャンプは長いんだ。いつも誰かが出てほしいと思っていると思うし、彼は・・・今すぐ自分にできるかぎりベストの自分になれって求められているような感じなんだ。それは非現実的だろ。彼が今やっているベストは、一歩ずつ前に進み、またフィールドに出て、戦い続けること。プレーは自ずとついてくる。毎日、小さなことを積み重ねていくことが、正しいプレーをするチャンスにつながるんだ」

最終的に、メイはブリセットから先発の座を奪い取るだろう。ベテランのブリセットはそれを知っている。ブリセットの仕事は新人であるメイが完全に引き継ぐ準備ができるまで、その指導にあたることだ。

【KO】