チーフスがKバッカーと4年37億円の延長契約に合意
2024年08月06日(火) 09:17カンザスシティ・チーフスはスーパーボウルで優勝を決めたキッカー(K)ハリソン・バッカーを長期にわたって確保することにした。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが契約について知る人物の話をもとに報じたところによると、チーフスとバッカーが4年2,560万ドル(約37億1,516万円)の延長契約に合意したという。ラポポートによれば、バッカーの新しい契約には1,780万ドル(約25億8,319万円)の保証金が含まれているとのこと。
この契約により、29歳のバッカーはジェイク・エリオット(フィラデルフィア・イーグルス)とジャスティン・タッカー(ボルティモア・レイブンズ)の年俸600万ドル(約8億7,161万円)を上回り、NFLで最も高給取りのキッカーとなった。
バッカーは2017年にチーフスに加入して以来、安定感のある武器となっている。2020年以降、バッカーはチーフスの3回すべてのロンバルディ・トロフィー獲得に貢献。今年2月に行われた第58回スーパーボウルでサンフランシスコ・49ersを破った際には、スーパーボウルの記録を塗り替える57ヤードのフィールドゴールを決めた。
バッカーはチーフスで過ごした7シーズンで、フィールドゴールの89.1%、PAT(ポイント・アフター・タッチダウン)の94.5%を成功させている。キャリア最長記録の62ヤードは2022年に記録。ポストシーズンの19試合で、フィールドゴール36回中88.9%、PATの95.4%を成功させている。
今オフシーズンの初め、バッカーはカンザス州にあるカトリック系私立リベラルアーツ校であるベネディクティン・カレッジの卒業式スピーチで物議を醸した。保守的なカトリック教徒であることを公言しているバッカーは、学位を取得した女性のほとんどはキャリアを追求するよりも結婚して子どもを持つことを楽しみにしているはずだと発言。また、プライド月間や、中絶の権利を擁護するジョー・バイデン大統領のスタンスも非難した。
スピーチの後、チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードはこの論争について、あまり気にしていない様子で「お互いの意見を尊重し、必ずしもその意見に従うとは限らないが、みんなが意見を持つことを尊重している」とコメントしている。
【KO】