ジェッツが膝負傷のWRウィリアムスをアクティブ登録
2024年08月08日(木) 11:37ニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)マイク・ウィリアムスがシーズン開幕まで1カ月以上ある中で、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの復帰に向けて大きな一歩を踏み出した。
現地7日(水)、ジェッツがウィリアムスをPUP(故障者)リストから外してアクティブ登録したと発表している。
身長約193cmのウィリアムスは2023年9月にACLを断裂。昨シーズンの出場はわずか3試合にとどまっている。
ロサンゼルス・チャージャーズは今オフシーズンに減俸を拒否したウィリアムスを放出。その後、ウィリアムスはギャレット・ウィルソンの逆サイドでフィールドを広げる2番手WRになるべく、ジェッツと契約した。
理論上、ウィリアムスはウィルソンと組ませるのに理想的な選手だと言えよう。健康状態が良好であれば、29歳のウィリアムスはサイドライン付近で勝負ができ、フィールドの深い位置でクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースに貢献し、レッドゾーンでも脅威になることができる。しかし、現時点でそれは理論上の話に過ぎない。
かつてドラフト1巡目で指名されたウィリアムスが抱える問題の1つとしてはフィールドにとどまることが挙げられ、この5シーズンでは少なくとも1試合を欠場している。現在は、深刻な膝のケガから復帰しつつあるウィリアムスが、どれほどの実力を序盤から発揮できるかが問題だ。
アクティブ登録されたことで、ウィリアムスにはジェッツがプライムタイムに臨むサンフランシスコ・49ersとのシーズン初戦に向けて1カ月間の準備期間が与えられている。
ウィリアムスがチャージャーズの一員として1,000ヤード超えを達成し、年俸2,000万ドル(約29億3,018万円)の契約を勝ち取った頃の姿に戻れば、ジェッツのオフェンスは活性化され、デプスチャートで下位に位置するワイドレシーバーたちにもより適した形になるはずだ。ウィリアムスが健康を維持できなければ、ジェッツは再びアレン・ラザードのような選手が実力以上の活躍を見せることを期待せざるを得なくなるだろう。
【RA】