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練習での騒動後、WRメットカーフはチームに“素晴らしいメッセージ”を送ったとシーホークスHCマクドナルド

2024年08月08日(木) 14:50


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【AP Photo/Michael Ainsworth】

シアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフが現地7日(水)に行われた練習で発生した小競り合いの中で、コーナーバック(CB)トレ・ブラウンの頭にヘルメットを振り下ろしたように見えた場面があった。この出来事は『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』で放送された場面の背景として捉えられたものだ。

練習後に『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』に出演したシーホークスのヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドは『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに対し、“特に自分のチームの選手同士がキャンプで争うことは絶対に望んでいない”と主張。

マクドナルドHCはメットカーフが練習後にチームに対して“素晴らしいメッセージ”を送ったともつけ加えている。

マクドナルドHCはメットカーフのメッセージについて「すべてを大局的に見るような内容だった」と述べ、「みんなは正しい方法ですべてをやり遂げた。だから、みんなのことを誇りに思う」と続けた。

ペンシルベニア州ラトローブで行われている厳しい練習では他にも小競り合いが発生しており、マクドナルドHCがセッションを中断し、秩序を取り戻すためにチームをまとめることを余儀なくされた場面もあった。

マクドナルドHCは自分のチームに対するメッセージは“ポジティブな”ものだったと説明している。

マクドナルドHCはチームへのメッセージについて「みんな良い状態だが、なぜここにいるのか、自分たちが何を達成しようとしているのかを思い出させ、深呼吸をして、正しい方法で練習を終えようと伝え、そのようにした」と語った。

選手たちは数カ月ぶりに競争的な環境に身を置くため、練習中のいざこざは珍しいことではない。

今週に行われたニューヨーク・ジャイアンツとデトロイト・ライオンズの合同練習では複数の乱闘が発生し、結果としてリーグはそれぞれのチームに20万ドル(約2,924万円)の罰金を科している。

7月に送られた覚書では、合同練習での乱闘やプロ意識に欠ける行為は容認されないと、各チームに改めて通知されていた。

メットカーフが水曜日に起こした行動がリーグあるいはチームによる処罰の対象になるかは不明だ。

「私たちは全力で取り組んできた」と述べたマクドナルドHCは「今日の自分たちの対応を誇りに思っている。練習する準備はできていた。正確な日数は分からないが、私たちは14日か16日ほどここにいる。ぶつかり合うことにはうんざりしている。だが、選手たちには活気があって、素晴らしい練習ができているし、土曜日に向けてワクワクしている」と続けた。

シーホークスは土曜日に敵地に赴き、プレシーズン初戦としてロサンゼルス・チャージャーズと相まみえる。

【RA】