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ジャガーズOCテイラーがプレシーズン中のプレーコールを担当、レギュラーシーズンは未定

2024年08月09日(金) 11:01


ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン【AP Photo/Charlie Riedel】

ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンは2024年のプレーコールを自ら担当するか、それともクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスのヘルメットに声を届ける役割を攻撃コーディネーター(OC)プレス・テイラーに引き続き任せるかをオフシーズン中に検討してきた。

ペダーソンHCは現地8日(木)、土曜夜に行われるカンザスシティ・チーフス戦から始まるプレシーズンの試合ではテイラーOCがプレーコールを担当する予定だと明かし、次のように述べた。

「プレシーズンにおいては、だ。プレシーズンでは、プレスが担当する」

レギュラーシーズン第1週に行われるマイアミ・ドルフィンズ戦でのプレーコール担当は“未定”かと尋ねられたペダーソンHCは「そうだ」と返答。

昨シーズンのジャガーズはプレーコールの任務をテイラーOCに任せていた。テイラーOCはペダーソンHCとともにフィラデルフィア・イーグルスに在籍しており、その際にスーパーボウル優勝に貢献したことで有名だ。

しかし、昨季のジャガーズオフェンスは決してスムーズには見えず、ランゲームの浮き沈みは激しく、ローレンスがケガを抱えながらプレーしたときには行き詰まっていた。今オフシーズンにおけるペダーソンHCの課題は、オフェンスの不安定さのどれだけがテイラーOCによるもので、どれだけが他の要因によるものかを切り分けることだ。

プレシーズンの開幕にあたって36歳のテイラーOCにプレーコールを任せたことで、ペダーソンHCがどちらに傾いているかは示された。しかし、ペダーソンHCは、その結果に満足しなければシーズン開幕前に自らプレーコールを引き継ぐ可能性も残している。

テイラーOCはこれまでブースからプレーコールを行っていたが、ペダーソンHCは木曜日に、テイラーOCが土曜日にはフィールドに降りてくるとコメント。

サイドラインでプレーをコールすることの利点について聞かれたペダーソンHCは「1つ 目は試合を肌で感じることができることだ。2つ目は選手たちと一緒にいられること。そして、3つ目はコミュニケーションの面で適切な修正ができることだ」と答え、こうつけ加えた。

「フットボールの試合に、より深く関わっている感覚を得られる。キャリアの初期には、私もボックス内にいたことがあるが、そこでは少し距離を感じる。上にいると少し難しい」

ジャガーズは土曜夜に先発メンバーを何人か起用する予定だ。ペダーソンHCによると、それが1シリーズなのか1クオーターなのかはまだ分からないという。ペダーソンHCはプレシーズンで先発選手をプレーさせて“さびを落とす”ことを好むと語った。

チーフスのアンディ・リードHCも同様に多くの主力選手を起用するため、ジャガーズ対チーフスの試合は、今週末に両チームの先発メンバーが出場する数少ない試合の1つとなるだろう。

【KO】