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ペイトリオッツがWRスミス・シュスターをリリース

2024年08月10日(土) 09:25


ニューイングランド・ペイトリオッツのジュジュ・スミス・シュスター【AP Photo/Gene J. Puskar】

ニューイングランド・ペイトリオッツがジュジュ時代に終止符を打った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(金)に情報筋の話として報じたところによると、ペイトリオッツが1年と木曜日に行われたプレシーズンゲームを経てワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターを放出したという。その後、ペイトリオッツがこれを公表している。

27歳のスミス・シュスターは2023年3月にペイトリオッツと3年3,300万ドル(約48億4,024万円)の契約を結んだものの、足がかりをつかめず、オフェンスを向上させることもできなかった。昨シーズンのペイトリオッツは得点でリーグ31位、獲得ヤード数で30位に終わっている。

ペイトリオッツの一員として11試合に出場したスミス・シュスターはそのうち7試合に先発出場し、レシーブ29回で260ヤード、タッチダウン1回をマーク。

スミス・シュスターが個人として最大の成功を収めたのは2017年から2021年にかけて、キャリア序盤の5シーズンを過ごしたスティーラーズに在籍していたときだ。スミス・シュスターはルーキーイヤーに917ヤードとタッチダウン7回を記録して一躍脚光を浴びると、翌シーズンもタッチダウン7回を決めつつ、キャリア最高となる1,426ヤードを獲得して自身唯一のプロボウルに選出された。

カンザスシティ・チーフスと契約した2022年シーズンにはWRタイリーク・ヒル(当時チーフス、現マイアミ・ドルフィンズ)の穴を埋める重要な役割を果たし、レシーブ78回で933ヤード、タッチダウン3回をマークして、第57回スーパーボウルを制覇に貢献している。

ペイトリオッツに加わって以降のスミス・シュスターは個人でもそのほかの面でも同様の成功を収められていない。木曜日に行われたカロライナ・パンサーズとのプレシーズンゲームで、ペイトリオッツが17対3で勝利した一方、スミス・シュスターはスナップ11回に参加するも、何の記録も残していない。

今回の放出のタイミングにより、スミス・シュスターはレギュラーシーズンが始まる前に他のチームに加わる時間を確保している。

一方のペイトリオッツは今年、960万ドル(約14億0,807万円)のデッドマネーを負うことになるが、これにはスミス・シュスターに保証された700万ドル(約10億2,671万円)の給与も含まれている。

スミス・シュスターがいなくなった今、ペイトリオッツはデマリオ・ダグラスや新人のジャリン・ポークおよびジャボン・ベイカーといった才能ある若手選手に加えて、ケンドリック・ボーン、ジェイレン・リーゴー、K.J.オズボーンといった他のベテラン選手たちと前に進んでいくこととなる。

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