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肩負傷のWRブラウンに手術の必要はないとチーフスHCリード

2024年08月13日(火) 09:14


カンザスシティ・チーフスのマーキス・ブラウン【AP Photo/Reed Hoffmann】

現地10日(土)に行われたプレシーズンゲームで初めてカンザスシティ・チーフスの一員としてプレーしたワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンの出場時間は、長くは続かなかった。実際は1回のプレーにとどまっており、ブラウンはその後に肩を負傷してサイドラインに下がっている。

しかし、朗報もある。ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードによると、ブラウンの肩と鎖骨の脱臼は手術を必要とするほど深刻なものではなかったとのこと。リードHCは月曜日に、ブラウンは鎖骨と肩の位置を適切に戻したとも述べている。

とはいえ、リードHCはブラウンがボルティモア・レイブンズと相まみえるシーズン開幕戦に間に合うと断言したわけではなく、“様子を見る”とだけ答えた。

3月に1年契約でチーフスに加入したブラウンは、2023年シーズンのチーフスに不足していたポジショングループの武器となるだろう。契約から1カ月後、チーフスは俊足を誇るテキサス大学出身のWRゼイビア・ワーシーをドラフトで指名し、2024年シーズンを迎えるにあたってクオーターバック(QB)パトリック・マホームズに必要な人材を2人加えている。

NFLでの5シーズンで1,000ヤード超えを達成したことが1回あるブラウンは、キャリア最初の3シーズンをレイブンズのラン重視のオフェンスで過ごしていた。その後、レイブンズはドラフト1巡目指名権と引き換えに、ブラウンをアリゾナ・カーディナルスにトレードしている。そこから、ブラウンは再建途中のカーディナルスで合計26試合に出場。2023年にオクラホマ大学時代のチームメイトであるQBカイラー・マレーと共にフィールドに立てるようになったのはシーズン第10週を迎えてからで、ブラウンがシーズン終了になるまでに4試合しか一緒にプレーできなかった。

マホームズとペアを組むことで、ブラウンがオクラホマ大学時代から一貫して見せられていなかったビッグプレーを生み出す才能を解き放つことができれば理想的だと言えよう。ブラウンの負傷はレギュラーシーズン開幕前の準備を妨げるかもしれないが、リードHCが月曜日に伝えたニュースは、他の選択肢と比べれば悪くない。

【RA】