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バイキングスQBマッカーシーが半月板断裂の診断を受けて膝の手術へ

2024年08月14日(水) 10:02


ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシー【NFL】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地13日(火)に報じたところによると、ミネソタ・バイキングスの新人クオーターバック(QB)J.J.マッカーシーが、検査で半月板に問題があると判明したため、膝の手術を受けることになり、無期限で離脱する見込みだという。

その後、バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは予定されていなかったメディアセッションの中で、マッカーシーが右膝の半月板を断裂したと報道陣に明かした。

オコンネルHCは火曜日に「回復時期については、手術中にクリーンアップで済むのか、修復する必要があるのかによって判断されるだろう」と述べている。

ラポポートによると、半月板を部分的に切除することができれば、離脱期間は数週間にとどまるという。しかし、完全修復が必要な場合、マッカーシーは“数カ月”離脱することになるとのこと。

マッカーシーは月曜日の練習を欠席しており、この時点では膝の痛みと判断されていたが、さらなる検査を受けたことで手術が必要なことが判明している。

「バイキングネーションのみんな、愛している。すぐに戻ってくるよ。アモール・ファティ」

NFLプレシーズンデビューを果たした先週土曜日に、マッカーシーは2回のタッチダウンを決めて将来性を示した。

先発していたサム・ダーノルドに変わってバイキングスの2回目のドライブから出場したマッカーシーは、自身の4回目のプレーでインターセプトを喫するなど、低調なスタートを切った。しかし、その後は順調に落ち着きを取り戻し、最終的に6回のドライブでパス17回中11回を成功させて188ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回を記録。キャリー2回で18ヤードも獲得した。

オコンネルHCは火曜日に「私はJ.J.がプレーを続けられたことを評価している」とコメント。

「負傷していても試合を離れることなく、2回目のタッチダウンパスを通した後に出番を終えた。その時点で、彼は私が試合を通して参加させたいと考えていたスナップ数に到達していたから、そのタイミングで交代させたが、彼は試合から外れなければならない状態だとか、プレーを続けられない状態だとは一度も考えていなかった」

いずれにせよ、今回のケガによってバイキングスが新人QBのために立てていた準備計画は中断される。

オコンネルHCは「私は非常に明確なプランを持っていて、それに従ってJ.J.をフィールドに残して、どんどんプレー回数を増やすつもりだったし、彼が見せたパフォーマンスからも、彼の成長に対してとても強い確信を持っていた」と語り、こう続けた。

「彼が短期間でこうなったことを心苦しく思う。彼は日々努力して集中し、私があのポジションの若手選手に求めるすべてのことをやっていたからね」

「何よりもまず、この手術を終わらせて、彼がそこから最善の回復を遂げられるように適切な対応をとるつもりだ」

バイキングスは2024年NFLドラフトで1つ順位を上げ、全体10位でマッカーシーを指名。マッカーシーは1巡目で指名を受けた6人のクオーターバックのうち5番目に獲得された。バイキングスはオフシーズン中にダーノルドとも契約しており、ダーノルドはシーズン第1週に先発を務めると見込まれている。

21歳のマッカーシーは2022年シーズンにミシガン大学をカレッジ・フットボール・プレーオフに導き、2023年シーズンには15勝0敗という完ぺきな成績をもたらしてナショナルチャンピオンシップ制覇に貢献した。ミシガン大学での3年間で、マッカーシーは6,226ヤード、タッチダウン49回、インターセプト11回を記録。また、ランでも632ヤードを稼ぎ、10回のタッチダウンを決めている。

【RA】