ビルズLBマット・ミラノが上腕二頭筋断裂で無期限の離脱へ
2024年08月16日(金) 09:53バッファロー・ビルズのラインバッカー(LB)マット・ミラノが再び重傷に見舞われた。
現地15日(木)に実施された練習中に、プロボウラーであるミラノが上腕二頭筋を断裂し、今後に手術を受けること、また、それによって無期限で離脱することを、ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクダーモットが認めている。
マクダーモットHCはこのケガがバッグタックルのドリル中に“不運な状況”で発生したものだと説明。
「マットは強く、若い。彼はこれに対処するだろう。確かにきついことではあるし、ケガで離脱した年をすでに終えた後であることを考えればなおさらだ。サポートしてくれる良き家族がいるのはいいことで、チームメイトやコーチングスタッフ、われわれのフットボール組織全体も、彼をサポートしていく」
「彼は立ち直る力を持っているし、われわれも立ち直る強さを持たなくてはならない。前に進み、ソリューションに集中しなければならない」とマクダーモットHCは語った。
マクダーモットHCは、ミラノが今季に復帰できるかどうかを判断するのはまだ早すぎるとつけ加えている。
仮に復帰が可能だったとして、上腕二頭筋の負傷の一般的なタイムラインからすれば、その時期は最も早くて12月になると予測される。つまり、プレーオフ進出を目指す段階での合流だ。
ミラノがケガで離脱するのは2年連続になる。30歳のラインバッカーであるミラノは、昨シーズンの第5週に足を骨折し、以降のすべてを欠場した。2年目(2018年)にフルタイムの先発になって以来、ミラノがレギュラーシーズンにフル出場したことはない。
ミラノが復帰し、このオフシーズンに数名の核となるベテランとの別れを経て生まれ変わった守備陣を率いることを頼りにしていたビルズにとって、今回のトレーニングキャンプ中の負傷は大打撃だった。昨シーズンにミラノを失った後、マクダーモットHCが敷く守備陣は単純に効率を落としている。今のビルズが元オールプロのミラノに代わる選手として頼りにしているのは、2年目のLBドリアン・ウィリアムズだ。
ビルズは2023年3月にミラノと2年の延長契約を結んだ。それ以降、ミラノは2つの大ケガに見舞われている。ミラノが健康維持に苦しむ様子は、カウボーイズのスターだったショーン・リーを思い起こさせる。違いを生み出すことのできるラインバッカーだったリーだが、何度もケガに見舞われたことでキャリアが変わってしまった。ミラノがこの不運な流れを断ち切り、フィールド上でキャリアを終えることができるよう祈ろう。
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