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FAのSジャスティン・シモンズがファルコンズと1年11億円で契約

2024年08月16日(金) 11:05


ジャスティン・シモンズ【Aaron M. Sprecher via AP】

セーフティ(S)ジャスティン・シモンズの長引いたフリーエージェント(FA)期間が、新たなホームへと行き着くことで終了した。次の行き先はアトランタだ。

ベテランセーフティであるシモンズが、アトランタ・ファルコンズと1年800万ドル(約11億9,164万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地15日(木)に情報筋の話を元に伝えた。800万ドルのうち、750万ドル(約11億1,716万円)が完全保証されるとペリセロが報じている。

サラリーキャップスペースを捻出するため、3月にデンバー・ブロンコスからリリースされたシモンズは、このオフシーズンの全体を通じて新たな行き先を探し続けていた。2度のプロボウラーであるシモンズは、先日にNFC南地区の2チーム(ニューオーリンズ・セインツとファルコンズ)を訪問したのを経て、NFLでの9シーズン目をヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリス率いるファルコンズで送ることを決断している。

シモンズは2016年以降でNFLベストとなるインターセプト30回をマークし、優れた評価を受けている状態でアトランタへと向かう。2016年から2023年までの間で、毎シーズンに2回以上のインターセプトを記録した選手は、このリーグでシモンズだけだ。インターセプト30回という記録は現役セーフティの中で3番目に多く、ミネソタ・バイキングスのハリソン・スミス(34回)、セインツのタイラン・マシュー(33回)に続く。

オールプロのセカンドチームに4度選ばれているシモンズは、NFLのトップセーフティの1人であり続けてきた。しかし、2023年には試合平均被ヤードで29位、試合平均被得点で27位に沈んだブロンコス守備陣の一員として低迷。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、シモンズのカバレージグレードは2018年以降で最低の63.4にとどまったという。シモンズがいないときのブロンコスは大幅にパフォーマンスを下げており、昨シーズンにシモンズが欠場した2試合(70対20で敗北したマイアミ・ドルフィンズ戦と、31対28で勝利したシカゴ・ベアーズ戦)では1試合あたり49ポイントと338パスヤードを相手に献上した。

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンのリリースによって巨額のデッドキャップを抱えたブロンコスにとって、この現実を踏まえれば、シモンズ維持は納得できる選択肢ではなかった。

シモンズは新たなユニフォームで、本来の輝かしいキャリアを継続することを目指していく。すでに傑出したSジェシー・ベイツを擁するファルコンズ守備陣にとって、シモンズは頼れる新たな才能になるだろう。

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