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ジェッツCBガードナー、ジャイアンツQBジョーンズについて説明するのに苦戦

2024年08月22日(木) 12:16


ニューヨーク・ジェッツのソース・ガードナー【NFL】

念のために先に触れておくと、ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック(CB)ソース・ガードナーはニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズのことを“良いクオーターバック”と呼んだ。

しかし、ガードナーは現地21日(水)の合同練習後にダニエルズについて尋ねられた際に、ほとんど何も話すことができなかった。

オールプロに2回選出された経歴を持つガードナーは、しばしば厳しい目を向けられるジョーンズについての意見や見解を求められた。普段は饒舌(じょうぜつ)なガードナーだが、その回答には、トップレベルのワイドレシーバー(WR)をカバーするときよりもはるかに苦戦している。

ガードナーは「えっと、彼は、彼は良いクオーターバックだ。分かるだろ?」とコメント。

「今日はあと少しでインターセプトを決められると思った。俺がちょっとカバーしていたときに、彼は最後の最後にワンデール(ロビンソン)に向かってチェックダウンをしようとした。インターセプトできたと思ったんだけど、彼はボールをキープしていた。えっと、つまり・・・ほら・・・ものすごくコンペティティブな時間だったよ。最高だった。今日は楽しい時間を過ごした。えっとまあ・・・何て言えばいいのか分からない」

ガードナーがジョーンズに関して見出しになるようなコメントをしないよう最善を尽くしている様子を捉えた映像は、インターネット上ですぐに広まった。

23歳のガードナーはすぐにソーシャルメディアで自分の言い分を主張している。

「俺は“彼は良いクオーターバックだ”と言ったんだ。インタビュー中にちょっと気が散っていただけ。落ち着いてくれ」

その後、ガードナーは自分が頭を動かしながら言葉を探すも、うまくいかなかった様子を捉えたインタビュー時の動画に対して「こうやってミームは作られるんだ」とコメントした。

ジョーンズは2019年NFLドラフトの全体6位で指名されている。デューク大学出身のジョーンズはもっと下位で指名されると予想されていたため、当時のジェネラルマネジャー(GM)であるデイブ・ゲトルマンの選択は、多くの人を驚かせた。イーライ・マニングの後任となったジョーンズは、ルーキーシーズンにいくつか印象的な場面を見せたものの、先発した試合の戦績は3勝9敗だった。

これまでの5シーズンで先発した試合の戦績を22勝36敗1分としているジョーンズが、20回以上のタッチダウンを決めたのはルーキーシーズンの1シーズンのみであり、ファンからの支持を集めるのにも苦戦している。ベストシーズンはタッチダウンパス15回、タッチダウンラン7回、キャリアハイとなる3,205パスヤードを記録した2022年シーズンだ。そのシーズンにキャリアで唯一、ジャイアンツのプレーオフ進出に貢献し、ワイルドカードラウンドでの勝利ももたらしたジョーンズは、2023年春に4年1億6,000万ドル(約232億7,152万円)の契約延長を実現させている。しかし、それに続くシーズンは悲惨な結末を迎え、ジョーンズは6試合で苦戦したのちにACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して残る試合を欠場し、ジャイアンツは6勝11敗という結果に終わった。

ジョーンズはプレシーズン第2週に復帰を果たすも、2回のインターセプトを喫している。

つまり、“ダニー・ダイムズ”の愛称で親しまれるジョーンズはここ最近、あまり調子が良くない。

ジョーンズに対して公平に言えば、ジョーンズはACLの断裂から回復している最中であり、ジャイアンツに加入してからほとんどの期間において、コーチの交代や、オフェンシブラインの精彩を欠くプレー、レシーバーの選択肢不足など、周囲の環境は理想的とは言い難いものだった。

いずれにせよ、水曜日にガードナーの発言が広まったことでゴッサムにおけるジョーンズの評価が高まることはないだろう。

また、ガードナーに対して公平に言えば、NFL屈指のコーナーバックは回答の冒頭でジョーンズを褒めている。

メットライフ・スタジアムでジャイアンツとジェッツが対決する通称“スヌーピーボウル”まであと3日だが、特に注目すべきことはない。

【RA】