憧れのラムズQBスタッフォードとの対面で舞い上がらないように努力したテキサンズQBストラウド
2024年08月23日(金) 16:58ヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)C.J.ストラウドは圧巻のルーキーシーズンを過ごし、その年齢を超えたレベルのプレーを見せた。
とはいえ、22歳のストラウドは時折、少年のような一面を見せることもある。
ロサンゼルス・ラムズとの合同練習で、ストラウドは幼い頃から大ファンだったと認めるQBマシュー・スタッフォードと会った際、できるだけ子どものようにはしゃがないよう努めたようだ。
テキサンズの公式記録によると、ストラウドは現地22日(木)に「彼が視線やステップ、腕の角度で相手を操るやり方を見てきた俺は、ずっとマシュー・スタッフォードのファンなんだ」と語り、こう続けたという。「今日はファンボーイにはならないようにしたんだけど、彼にたくさんの質問をした。とにかく学ぼうとしたし、彼は本当に正直に答えてくれて、嫌な感じもまったくなかったから感謝しているよ。だから、俺は間違いなく彼の大ファンだ。間違いなく、歴代で一番好きなクオーターバックの1人さ。一緒にフィールドに立てたことは本当に最高だった」
36歳のスタッフォードは自分が思っている以上に大きなファン層を持っているようだ。最近では、シカゴ・ベアーズのQBケイレブ・ウィリアムズもスタッフォードへの敬意を表明しており、ストラウドも明らかにスタッフォードを崇拝している。
ラムズの公式記録によれば、スタッフォードは木曜日に「謙虚な気持ちになるよ」とコメントし、次のように続けたという。「キャリアの最初の頃に(殿堂入りQBの)ブレット・ファーヴやペイトン・マニングと対戦したとき、彼らと同じ立場で同じことを考えていたのを思い出すよ。自分を2人と同じレベルに置くつもりじゃなくて、ベテランの1人としてね。あれは本当に最高の体験だった。ブレットがミネソタにいて、俺がデトロイトにいたとき、彼と対戦したことは決して忘れないだろうな。彼が俺のところに来て、“やあ、君の大ファンなんだ”って言ってくれてね。俺は“ちょっと待って、それは俺が言うべきだよ。あなたのファンなんだ。ずっとあなたのプレーを見てきたんだから”って思ったんだ。だから、それは最高なことだ。彼らが注目してくれているのは光栄なことだし、彼らが俺の大ファンだと言ってくれるのと同じくらい、俺は彼らのベストを祈るばかりだ」
スタッフォードはラムズのプレシーズン最終戦に出場しない予定であり、ストラウドがフィールドに立つかどうかも不明で、可能性は低いだろう。
とはいえ、練習ではお互いに称賛し合う場面が見られた。
スタッフォードはストラウドについて「彼のプレーを見るのが大好きだ。彼は軽々とボールを投げて、落ち着きながらもアグレッシブなプレーをする」と話し、こうつけ加えている。
「彼は本当に高いレベルでプレーしている。特に若い子にしてはね。彼の周りには才能ある選手がたくさんいて、それを見るのは本当に楽しいし、彼はその選手たちにボールを渡すのがうまい」
ストラウドとスタッフォードの卓越したパス能力はお互いからだけでなく、フィールド内外を問わず、多くの人々からも称賛を集めている。
しかし、ストラウドがスタッフォードを最初に応援するきっかけとなったのは、デトロイト・ライオンズに所属していた頃からよく知られている、その耐久性の高さだ。
「最初に俺の目を引いたのは、彼のタフさだった」とストラウドは語っている。「彼は本当にタフだ。マイクをつけていた試合で、肩を骨折したか何か異常なことが起きたのに、そのドライブを最後までプレーしていたのを覚えている。最終的に肩が脱臼してしまったけど、それでもプレーを続けたことを本当に尊敬している。簡単なことじゃないからね」
NFLでクオーターバックを務めることは、決して簡単な仕事ではない。そして、格言にもあるように、年齢の差があっても、優れた選手はお互いを認め合うものだ。
【KO】