ファルコンズがCBテレルと4年118億円の延長契約に合意
2024年08月23日(金) 16:032024年のNFLシーズンを前に、アトランタ・ファルコンズが積極的な動きを続けている。今回はチームのスター選手の1人を確保した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(木)に、契約について知る人物の話をもとに報じたところによると、ファルコンズとコーナーバック(CB)A.J.テレルが4 年8,100万ドル(約117億9,878万円)の延長契約に合意したという。その後、ファルコンズはテレルとの契約延長を発表している。
6,580万ドル(約95億8,469万円)の実質的な完全保証が含まれている今回の契約締結により、テレルはNFL史上2番目に高額な報酬を得るコーナーバックになったとラポポートは伝えている。
今季、ルーキー契約の5年目オプションで1,234万ドル(約17億9,845万円)を受け取る見込みだったテレルは、先月に契約状況について質問された際、ファルコンズでの将来への懸念を否定していた。今、その理由が明かされている。報酬を得る日は迫っていたのだ。
フィジカルが強いテレルは、ファルコンズでの4シーズンの間にNFL屈指のカバーマンへと成長。テレルはフォーメーション全体で相手チームのナンバーワンレシーバーと毎回マッチアップする“シャドウコーナー”の役割を担っている。
2021年にオールプロのセカンドチームに選出されたテレルは、4シーズンでタックル247回、パスディフェンス43回、インターセプト4回、サック1回を記録。
意外にもプロボウルに一度も選出されたことがないテレルだが、インターセプトの少なさ(ここ2シーズンではインターセプトなし)が全米レベルでの注目を集めない一因となっているかもしれない。しかし、それはテレルの実際の影響力を見誤っている。25歳のテレルは、ファルコンズのセカンダリー陣を刺激するキープレーヤーだ。テレルのように相手チームのトップターゲットを追う能力は、現代のゲームではまれな存在だろう。そのスキルは多少のヤードを許すことにつながるかもしれないが、テレルは重要な場面でプレーを決める才能を示してきた。
ヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスのもとでの初年度を迎えるにあたり、ファルコンズはテレルがスキームにどのようにフィットするかをシーズンを通じて見守ることもできた。しかし、ファルコンズはそうする代わりに、2028年シーズンの終わりまでテレルを確保している。
先週、アウトサイドラインバッカー(OLB)マット・ジュードンをトレードで獲得し、セーフティ(S)ジャスティン・シモンズと契約したファルコンズにとって、テレルとの契約はオフシーズンの新たな大きな動きだった。
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