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コマンダースがブラウンズからKヨークをトレードで獲得、Kパターソンを放出

2024年08月23日(金) 12:38


ケイド・ヨーク【NFL】

プレシーズン最終戦を前に、ワシントン・コマンダースがキッカー(K)を変更した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(木)に、状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、コマンダースが条件付きの7巡目指名権と引き換えに、Kケイド・ヨークをクリーブランド・ブラウンズから獲得したという。

このニュースを最初に報じたのは『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』のアルバート・ブリアーだった。その後、ブラウンズもこのトレードについて発表している。

これに対応する動きとして、コマンダースはKライリー・パターソンを放出したことを発表。また、コマンダースはセーフティ(S)シェルドリック・レッドワインと契約を結んだ。

今オフシーズンのコマンダースは、キッカーのポジションの入れ替わりが激しくなっている。性的暴行容疑をかけられたブランドン・マクマナスが解雇された後、チームは今夏にパターソンと契約。パターソンはロースターに残る唯一のキッカーだったが、週末に2回のフィールドゴールをミスしたことを受けて、コマンダースの新しいヘッドコーチ(HC)ダン・クインは競争相手を招き入れることを検討していると明かしていた。

そういった状況の中でヨークがコマンダースに加入。パターソンはチームを去る形となっている。

2022年ドラフトでブラウンズから4巡目指名を受けたヨークは、最初の試合でいきなり58ヤードの決勝フィールドゴールを成功させる活躍を見せた。しかし、その後は安定感を欠いている。ブラウンズは昨オフシーズンにヨークを放出し、ダスティン・ホプキンスを獲得。ヨークはテネシー・タイタンズの練習生からニューヨーク・ジャイアンツのアクティブロースターと練習生を転々とした。昨季終盤には大腿四頭筋の負傷で故障者リザーブ(IR)入りしている。

ブラウンズは3月にヨークを呼び戻したが、今オフシーズンにホプキンスと契約延長したことで、ヨークがキャンプ要員と保険以上の存在ではないことは明らかだった。

プレシーズン中、ヨークは4回のアテンプトすべてを成功させており、フィールドゴール2本——55ヤードを含む——とPAT(ポイント・アフター・タッチダウン)2本を決めている。しかし、新しいキックオフ方式で6回中4回のキックがタッチバックになっている。

現在、ロースターに登録されている唯一のキッカーであるヨークには、プレシーズン最後の試合で新しいコーチ陣にアピールする機会が残されている。

【KO】