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レイブンズOLコーチのジョー・ダレサンドリスが逝去、享年70

2024年08月26日(月) 11:26


ジョー・ダレサンドリス

今月に入ってから急性疾患で入院していたオフェンシブラインマン(OL)コーチのジョー・ダレサンドリスが、25日(日)早朝に亡くなったとボルティモア・レイブンズが発表した。享年70。

チームは声明で次のように述べている。

「“ジョー・D”は無限の信仰、愛、献身、インスピレーションに満ちた人生を送りました。夫、父、祖父、友人、そしてコーチとして、ジョーは出会ったすべての人に、まるでその人が世界で最も重要な存在であるかのように感じさせました。ジョーと過ごすことができた幸運な人々は、彼の誠実で気持ちを高めるような性格に永遠に心を動かされたことでしょう。彼は尊敬、共感、優しさを深める形で人々とつながるという、驚くほど稀有な能力を持っており、それらの重要な美徳を日常生活にも広めていました」

「“Force multiplier(フォース・マルチプライヤー)”は周りの人々をより良くする人を指すときに使われることがあるフットボール用語です。コーチとして、彼はまさにそれでした。しかし、それ以上に重要なのは、それがジョー・ダレサンドリスという人物――永遠に生き続ける愛と影響のレガシーを確かに築いた人――を適切に表現する言葉でもあることです。この哀しい時期に、ジョーのご家族、特に3人の素晴らしい娘さんたちに心よりお悔やみ申し上げます。彼が亡き愛する妻トニと再会した今、2人が天から微笑みかけ、深く愛したすべての人を祝福していることを私たちは知っています」

ダレサンドリスは8月10日の週末に、急性疾患による長期間の継続的な治療が必要になったことから入院した。その後、レイブンズはダレサンドリスが不在の間に暫定OLコーチを任せるべく、ジョージ・ウォーホップを採用している。

ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは声明で「“ジョー・D”コーチは誠実で信仰心の強い人でした」と述べた。

「彼は私たち全員をより良くしてくれました。チームのミサでは朗読を担当し、ここにいる全員から愛されていました。彼は素晴らしいコーチであり、良い人間で、友人であることを誇りに思えるような人でした。彼は3人の素晴らしく美しい娘たちを育てました。そして、とても愛情深い夫でもありました。お孫さんたちもまた、彼のことを慕っていました。私は彼を尊敬し、愛しています。“ジョー・D”が喜びをもたらす存在だっただけに、きっと彼のことが恋しくなるでしょう。トニは彼と再会しました。神が“ジョー・D”を永遠に祝福しますように」

ダレサンドリスは2017年に加入してから、レイブンズのオフェンス面で最も安定している特徴の1つを構成する上で重要な役割を果たしてきた。レイブンズのオフェンシブラインはダレサンドリスの在任期間に、常にリーグトップのラン攻撃を展開しており、2019年シーズンには1シーズンあたりのランヤード(3,296ヤード)でNFL史上最多記録を更新した。

レイブンズは2023年に試合平均ランヤード(156.5ヤード)でリーグトップに立っている。レイブンズが試合平均ランヤードで3位以内につけたのは6年連続のことだった。

ダレサンドリスは30年以上にわたってカレッジのコーチを務めた後、2008年にカンザスシティ・チーフスでNFLコーチとしてのキャリアをスタートさせた。その後、バッファロー・ビルズやサンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)で複数のシーズンを過ごし、レイブンズに移っている。

「今朝早くにジョー・ダレサンドリスコーチが亡くなったことを知り、深い悲しみと共に心が痛んでいます」

【RA】