カウボーイズとWRラムが4年196億円の契約延長に合意
2024年08月27日(火) 10:07夏を通して続いていたワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムとダラス・カウボーイズのこう着状態が終わった。
現地26日(月)、ラムがカウボーイズとの4年1億3,600万ドル(約196億4,262万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。ラポポートとペリセロによると、ラムは1億ドル(約144億4,310万円)の保証と、ワイドレシーバー史上最高額となる3,800万ドル(約54億8,838万円)のサインボーナスも受け取るという。
この契約によって、ラムに支払われる平均年俸はミネソタ・バイキングスのWRジャスティン・ジェファーソン(4年契約で年平均3,500万ドル/約50億5,509万円)に次いで2番目に高い3,400万ドル(約49億1,065万円)となる。
シーズン開幕前に新契約を獲得するための行動の一環としてOTA(チーム合同練習)を欠席してから、チームと距離をとっていたラムは、欠席が長引いていたことにより、カウボーイズのニュースサイクルで頻繁に話題となっていた。そのプロセスは順調とは言えず、オーナーのジェリー・ジョーンズが8月初旬に「それを成し遂げることに緊急性は感じていない」と述べた際に、ラムがソーシャルメディアで短く不満の意を示したこともあった。
ジョーンズは最終的に、広報上のダメージを抑えるために方針を修正。プレシーズンの終了が近づく中で、ラムの契約はシーズン第1週を迎える前に成立する見込みとなった。そして、月曜日にそれが実現し、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットは重要なシーズンの開幕に間に合う形で最も有力な武器を確保している。
わずか4年で、印象的な場面を生み出すことに長けた得点能力の高いプレーメーカーであることを証明してきたラム。キャリア最高の成績を残した2023年シーズン(レシーブ135回、1,749ヤード、タッチダウン12回)を含め、キャリア通算でレシーブ395回、5,145ヤード、タッチダウン32回を記録している。ラムは間違いなくカウボーイズのオフェンスに欠かせない存在であり、ダラスで高額契約を手にした過去の選手たちとは異なり、ラムがそれに値するかどうかが疑問視されることは一度もなかった。
今回の契約がまとまったことで、カウボーイズファンはスターレシーバーがチームにいるという安心を得ることができる。オフシーズンの大半を静かに過ごしてきたカウボーイズが2024年シーズンにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の王座を再び獲得するのに、ラムとの契約が十分に役立つかに注目だ。
【RA】