ペイトリオッツが2シーズンを共にしたQBザップをウェイバーに
2024年08月28日(水) 10:50ニューイングランド・ペイトリオッツの先発クオーターバック(QB)はまだ発表されていないが、バックアップQBが退団することになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地27日(火)に報じたところによると、ペイトリオッツが2シーズンにわたって所属して8試合で先発を務めたベイリー・ザップをウェイバーにかけたという。
25歳のザップは2023年シーズン開幕前にもペイトリオッツからカットされていた。しかし、現在はドラフト1巡目指名を受けた新人のドレイク・メイかベテランのジャコビー・ブリセットが先発の座を獲得する見込みであり、新人のジョー・ミルトン三世もロースターにいるため、今回の決定はより恒久的なもののように感じられる。
2022年ドラフトの4巡目で指名されたザップは、新人時代に精彩を欠いていたオフェンスに一時的に活気をもたらしたことでファンから人気の存在となった。しかし、ザップもマック・ジョーンズも、ビル・ベリチック時代最後の数シーズンに成功を持続することができなかった。ザップは昨年、ロースターのカットダウン期日にウェイバーにかけられた後、練習生として再契約。昨季の最後の6試合ではペイトリオッツの先発を務めていた。
これで正式に、ペイトリオッツのQB陣は2023年バージョンから一新されており、前年度のメンバーは1人も残っていない。
ザップはペイトリオッツでの2シーズンで14試合に出場し、先発した8試合で4勝4敗を収めたという経験を携えて、他チームのバックアップになることを目指す。ザップは通算で2,053パスヤード、タッチダウン11回、インターセプト12回を記録してきた。
ウエスタンケンタッキー大学出身のザップは、2022年ドラフトで指名された後、元のチームから別のチームに移籍する最新のクオーターバックとなっている。ザップはケニー・ピケット(1巡目)やデズモンド・リッダー(3巡目)、マリク・ウィリス(3巡目)、マット・コラル(3巡目)、サム・ハウエル(5巡目)、クリス・オラドクン(7巡目)と並び、2022年ドラフトで指名された後に元のチームからトレードあるいはリリースされた選手の仲間入りを果たす。2022年に指名を受けたチームに現在もとどまっているクオーターバックは、マイアミ・ドルフィンズのスカイラー・トンプソンとサンフランシスコ・49ersのブロック・パーディーの2人だけだ。
【RA】