ニューヨーク・ジェッツの2024年シーズンはあと2週間足らずで始まるが、アウトサイドラインバッカー（OLB）ハサン・レディックはまだチームから離れて過ごしている。

ヘッドコーチ（HC）ロバート・サラーは現地28日（水）に、チーム合流が間に合えば、エッジラッシャーであるレディックがシーズン第1週の試合に出場する可能性はあると指摘した。

『Associated Press（AP通信）』によると、サラーHCは「彼は素晴らしいコンディションを整えているだろう。彼はベテランだ。準備に何が必要か分かっている。彼は複数のチームやスキーム、コーチングスタッフのもとで成功を収めてきたから、シーズン第1週に向けて何をすべきか分かっているはずだ」と述べ、こうつけ加えたという。

「だから、彼にはまだたっぷり時間がある」

フィラデルフィア・イーグルスからジェッツへトレードされたレディックは、4月1日に身体検査のためにジェッツの施設を訪問。それ以来、レディックはホールドアウトを続けている。

レディックはトレード前に、新しい契約を望んでいることを公言していた。契約の目処が立たないため、29歳のレディックは今月初めに再びトレードを要求。しかし、ジェッツは条件付きの2026年ドラフト3巡目指名権と引き換えにトレードで獲得したレディックと別れるという考えを、即座に否定した。

レディック本人はコメントを発表していないものの、レディックの個人コーチが月曜日にアジリティドリルを行うレディックの動画をソーシャルメディアに投稿。その動画を見ていないと明かすサラーHCは火曜日にこう語った。

「いい感じだったかな？　そうに決まってる」

ジェッツは先月、レディックをリザーブ／未集合リストに登録した。

最近は解決に向けてレディックと話をしていないと明かすサラーHCは、次のようにコメント。

「いや。ここに来ている選手たちだけに集中している」

ジェッツは9月9日（月）に行われるマンデーナイトフットボールでシーズン初戦を迎え、サンフランシスコ・49ersと対戦する。

【KO】