ニュース

WRアイユークが現地水曜日の練習を欠席し49ersとの対立を激化

2024年08月29日(木) 17:25


ブランドン・アイユーク【Perry Knotts via AP】

フットボール界の他のメンバーと同様、サンフランシスコ・49ersはワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークとの対立に疲れ果てているように見える。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じたところによると、アイユークがトレーニングキャンプやプレシーズン中にホールドインすることを理解した上で、それを容認してきた49ersだったが、契約延長の交渉が進行中か完了しているかにかかわらず、今こそアイユークが練習に参加すべき時だと感じているという。この姿勢の変化により、現地28日(水)に行われた練習開始時にアイユークが姿を見せなかったことで、この長引く論争に新たな重要な瞬間が訪れた。

長らく契約延長を求めてきたアイユークは、メディアに公開された練習時間には姿を見せていない。ガラフォロはアイユークが水曜日に行われた練習の後半にも現れる見込みがないとつけ加えた。

そして今、フットボール界は49ersがどのように対応するかを見守っている。

ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンとジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチが、水曜日に行われた練習前にそれぞれコメントし、アイユークがチームの一員としてシーズン開幕戦であるニューヨーク・ジェッツとの試合に向けた準備に参加するかどうかを決断する時が来たことを示唆した。

リンチGMは率直に「どこかの時点で、プレーしなければならない」と発言。

リンチGMの言うことは間違っていない。しかし、状況がさらに切迫しているにもかかわらず、アイユークは水曜日に行われた練習に姿を見せることを拒んでいる。

シャナハンHCは練習前に「何も聞いていない。私は53人のロースターや練習生チームと一緒に取り組んでおり、彼とは話していない。彼が医師から許可を得ているのは知っているから、今日の練習に参加してくれることを願っている」と述べていた。

医師の許可は重要なポイントだ。なぜなら、それにより49ersはアイユークに対して練習不参加を理由に罰金などのペナルティを科すことができるからだ。このような状況では、解決に至る前に事態が悪化する可能性がある。

アイユークの契約問題は夏の間ずっとニュースを賑わせており、49ersはアイユークを他のチームにトレードする寸前までいったが、結局のところ、その間にトレードは成立しなかった。最終的には、アイユークとの延長契約で合意に達する可能性が高くなってきたものの、まだ実現しておらず、双方は水曜日にこの終わりの見えない道のりで、新たな段階に進んだ形となった。少なくとも、両者は次のステップを見据えているところだろう。

今週の姿勢の変化により、49ersはこの問題を終結させようとしていた。しかし、アイユークからは同じような対応が続く結果となっている。

リンチGMはアイユークが練習に参加しない可能性について、「もしそれが起きたら、その時に対処する。もしそうなれば、だが」と語っていた。

【KO】