NFLがレイダースの所有権入札を理由にトム・ブレイディの放送活動を制限
2024年08月30日(金) 11:58元クオーターバック(QB)のトム・ブレイディがラスベガス・レイダースの共同オーナーになるための入札を行ったことにより、『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』での解説者としてブレイディがNFLチームと接触することに制限がかけられることになったと、リーグの広報担当者が現地29日(木)に発表した。
ブレイディは対人およびオンラインでの放送制作会議に出席することができず、チーム施設への出入りと選手やコーチとの接触も禁止される可能性があるという。ただし、これらの制限はFOXのスタッフには適用されない。
ブレイディはまた、リーグの規約および細則に従い、公の場で審判や他チームを批判することは禁じられているが、レイダースの試合を放送することは許可されている。
7度のスーパーボウル優勝を誇るブレイディは、実況アナウンサーのケビン・バークハートとともにFOXでトップのNFL放送チームの一員として活動している。ブレイディは2022年に同ネットワークと10年契約を結んでいるが、解説者としてはこれから初めてのシーズンを迎える。
ブレイディがレイダースの少数株主になるための取り組みは、2023年5月に入札を行って以来、常にリーグオーナーたちの注目を集めてきた。オーナーらは、2023年3月にフロリダ州オーランドで行われた会合でこの件について投票しておらず、それはブレイディがレイダースの主要オーナーであるマーク・デイビスから過剰な割引を受けているのではないかという懸念があったからだという。
ブレイディは、デイビスが所有するWNBAのラスベガス・エースズの株も所有している。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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