WRウィリアムスは開幕戦に出場可能とジェッツHCサラー、起用方法には慎重な姿勢
2024年08月30日(金) 12:52ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの復帰を目指すワイドレシーバー(WR)マイク・ウィリアムスが、現地29日(木)にまた一つ関門を突破した。
ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは、ウィリアムスの練習内容を「非常に良かった」と評価し、9月9日(月)に行われるサンフランシスコ・49ersとの開幕戦に「出場可能」だと明言した。
「彼をどう起用するかは慎重に考えいくつもりだが、試合で活躍する準備は整っている」とサラーHCは述べている。
サラーHCは、ウィリアムスを、昨年に同じくACL断裂から復帰したランニングバック(RB)ブリース・ホールと同じように扱う考えを示した。ホールも復帰後すぐにフル出場とはならなかったものの、チームに貢献している。
木曜日にウィリアムスはチームのドリルに復帰し、サラーHCはそのパフォーマンスに感心させられたという。
「今日は4、5回のキャッチを決めて、合計でゆうに100ヤードは超えていた。全体的にとても良い練習ができたと思っている」とサラーはコメントしている。
ウィリアムスは2023年シーズンの序盤にACLを断裂し、ロサンゼルス・チャージャーズでの7シーズンにわたるキャリアに幕を閉じた。フィールドに立つまでには時間がかかることを理解した上で、オフシーズンにジェッツと契約。ウィリアムスは予定よりも早く、8月7日にPUP(故障者)リストから復帰したことで、ジェッツに希望をもたらした。
とはいえ、チームはウィリアムスの復帰を急ぐつもりはなく、開幕戦が近づくにつれてもそのスタンスは変わらないようだ。
10月に30歳を迎えるウィリアムスは、ケガに見舞われることの多かったキャリアの中で初めて新たなユニフォームを身につける。ジェッツがウィリアムスを追加した理由はただ一つ。それはここ数年、司令塔の不安定さが主な原因で低迷しているジェッツのオフェンスを向上させることができる、大柄で実績のあるベテランレシーバーをクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと組ませることだ。
今のところその計画は順調に進んでいると言えよう。
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