これはスウィフティーズ――テイラー・スウィフトのファンの総称――のためのものだ。

昨年、カンザスシティ・チーフスのタイトエンド（TE）トラビス・ケルシーとの交際を始めたことでテイラー・スウィフトがNFL界に旋風を巻き起こした。スウィフトがチーフスの試合に姿を見せるたびに注目を集め、第58回スーパーボウルも同様だった。

スウィフトが単に表面的なレベルではなく、試合に深く関わっていることはすぐに明らかになった。スーパースター歌手について質問されたほとんどの人が、スウィフトはファンの世界にのめり込んでいると答えたという。

来週に迫ったシーズン開幕を前に、『NBC』のクリス・シムズから受けた先日のインタビューで、チーフスのクオーターバック（QB）パトリック・マホームズはスウィフトがプレーを考案していることに言及し、次のようにコメントした。

「女の子や女性がフットボール観戦を本当に楽しんでいるのを見るのは素晴らしいと思う。俺は娘を持つ父親だから、小さな女の子たち、つまり世間の娘さんたちが父親と一緒にフットボールを観戦する時間をどれだけ楽しんでいるかを見るのがどれほど素晴らしいことか、俺は知っているんだ。テイラーに会って、彼女がどれだけ誠実で素晴らしい人かを知った。自分にしてみれば、特別なことだと思うよ。だって、あなたが言ったように、彼女は世界で最も有名な人物だからね。（誠実じゃない）可能性もあったわけだし」

「彼女は本当にフットボールに興味を持っていて、すごい質問をたくさんしてくる。プレーの考案まで始めたんだ。もしかしたら、ひとつ取り入れるかもね」

ヘッドコーチ（HC）アンディ・リードがどこからでもプレーを取り入れることをいとわないのは有名だ。リードHCは常に選手たちにアイデアを持ってくるように促している。1948年のローズボウルからプレーを拝借したこともある。グリーンベイ・パッカーズに在籍していた頃に、パッカーズの用務員からアイデアを借りたこともあった。

スウィフトが思い描くプレーを見てみるのも悪くないだろう。

少し先走りすぎかもしれないが、もしチーフスがスウィフト考案のプレーを本当に取り入れるなら、スーパーボウルの第4クオーターの重要な場面まで取っておいてほしい。もしかすると、アメリカンドッグ（コーンドッグ／訳注：チーフスがフィラデルフィア・イーグルスと対戦した第57回スーパーボウルの勝負を決める重要な場面で繰り出したプレーのコードネーム）よりも良いかもしれない。

【KO】