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WRピアソルの状態は“奇跡としか言いようがない”と49ersのリンチGM

2024年09月04日(水) 11:33


サンフランシスコ・49ersのリッキー・ピアソル【AP Photo/Jeff Chiu】

現地3日(火)、サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)リッキー・ピアソルが強盗未遂事件に巻き込まれて胸部に銃弾を受けてから3日が経過し、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチはピアソルがこれほどまでに回復したのは“奇跡としか言いようがない”と語った。

ピアソルが土曜日に銃撃を受けてから初めて報道陣の取材に応じたリンチGMは、2024年ドラフトの1巡目で指名したピアソルが今シーズン中にプレーすることを信じていると述べた一方で、49ersにはピアソルの心身の健康を重視する責任があると強調している。

ピアソルが今季にプレーする可能性があると確信しているかと質問されたリンチGMは「ああ、もちろん」と返答。

「彼は驚くほど順調に回復している。それは未知の領域だと言えるだろう。このような状況に対処するのは、そうあることではない」

23歳のピアソルはサンフランシスコのユニオンスクエアで発生した強盗未遂事件で銃撃を受けた。リンチGMは火曜日に、ピアソルは事件が発生した当時、遠征用のかばんを買いに出かけていたと明かしている。

ピアソルは土曜日に入院し、日曜日に退院した。

銃撃事件が発生した時間帯に、49ersはチームのパーティーを開くことを計画していた。リンチGMによると、恐ろしい事件に巻き込まれたにもかかわらず、ピアソルはそのパーティーやチームメイトのことを気にかけていたという。

リンチGMは「病院に到着してリッキーに会ったとき、彼が最初の方に言ったのは“リンチさん、何が起こっているんだ? みんなにはぜひパーティーに行ってもらいたいし、チームメイトとも話がしたい”というものだった」と振り返り、こう続けた。

「私たちは素晴らしい時を過ごし、リッキーには“FaceTime(フェイスタイム)”でパーティー会場にいるみんなと話してもらうことができた。そうして愛情と敬意を示したのは、うちのチームにとって本当に特別な瞬間だった」

49ersは月曜日にピアソルをリザーブ/NFI(非フットボール故障者)リストに登録し、ピアソルは少なくともシーズン最初の4試合を欠場することになった。

リンチGMは「その決定については迅速に対応しなければならなかった」と話している。

「決めるまでにもう少し時間があればよかったのだが、最終的には、私たちが一番に気にかけなくてはならないのはリッキーの健康だと思った。身体的にも、感情的にも、メンタル的にもね。最終的に、リッキーにとって最善なのは少し待つことだと判断した。彼は身体的にも、感情的にも、メンタル的にも、そうした時間が必要になるだろうし、そのような決断を下した。リッキーをドラフト指名したときは長期的な視点で考えていたし、リッキーはここで素晴らしい選手になるだろう」

ピアソルは2024年NFLドラフトの全体31位で指名を受けた。

49ersはピアソルを欠いた状態で、シーズン初戦として現地9日(月)にホームで実施するニューヨーク・ジェッツ戦に臨むことになるが、すべてを考慮した上で、ピアソルの回復具合に満足しているリンチGMはこうコメントしている。

「彼は昨日より今日の方がずっと調子がいい。本当に、本当に奇跡的だ」

【RA】