今オフシーズンを迎えたとき、ディフェンシブタックル（DT）キャメロン・ヘイワードは新しい契約を求めると同時に、ピッツバーグ・スティーラーズで一生プレーすることを望んでいた。

ヘイワードはその両方の目標にしっかりと取り組むことができたようだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地3日（火）に報じたところによれば、ヘイワードとスティーラーズは3年4,500万ドル（65億3,098万円）の契約に合意したという。この契約には、2,900万ドル（約42億0,885万円）の新規契約金が含まれ、サイン時に約1,500万ドル（約21億7,696万円）が支払われるほか、1,600万ドル（約23億2,209万円）が完全保証されるとラポポートはつけ加えている。その後、スティーラーズも今回の契約を正式に発表した。

オールプロに6回選出されているディフェンシブラインマン（DL）のヘイワードは、2024年に基本給1,600万ドルを受け取る予定だったが、そこには保証金が含まれていなかった。そのため、ヘイワードは新契約締結への意欲を示すべく、今春に初めて自主参加のチーム合同練習（OTA）を欠席している。

結局、すべてはうまくいった形となり、35歳のヘイワードはもし望むならスティーラーズでキャリアを終えることができる状況を手に入れた。

とはいえ、ヘイワードは今も優れたパフォーマンスを維持している。

ヘイワードは2017年から2022年まで6年連続でプロボウルに選出された。ひとつだけ気がかりなのは、2023年に鼠径（そけい）部の負傷で6試合を欠場し、その後はわずかサック2回しか記録していないことだ。

それでもなお、2011年NFLドラフト1巡目で指名を受けたヘイワードは、フィールドでもロッカールームでもスティーラーズにとって欠かせない存在となっている。2023年ウォルター・ペイトンNFL年間最優秀人物賞に輝いたヘイワードは、これまでのキャリアでサック80.5回、タックル647回をマーク。契約問題に悩まされることがなくなった今、ヘイワードはスティーラーズで新たなシーズンを迎えることになる。

ヘイワードとスティーラーズは9月8日（日）【日本時間9月9日（月）】にアトランタ・ファルコンズとのアウェー戦で2024年シーズンをスタートする。

【KO】