ドルフィンズCBジャレン・ラムジーが3年総額114億円の契約延長に合意
2024年09月07日(土) 05:36マイアミ・ドルフィンズはマイク・マクダニエルHC(ヘッドコーチ)と長期契約を締結した同じ週、ディフェンスの要とも新たな取引を成立させた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとキャメロン・ウォルフが現地5日(木)に情報筋の話として伝えたところによれば、ジャレン・ラムジーとドルフィンズが3年7,230万ドル(約114億5,074万円)で契約を延長するに至ったとのこと。
年俸2,410万ドル(約37億5,448万円)の契約が締結されることで、ラムジーはリーグ最高年俸を受け取るコーナーバック(CB)となる。
昨シーズンに見舞われた複数回の負傷をはじめ、マイアミでは不遇の時間を過ごしてきたものの、ロックダウンコーナーバックとしてのラムジーの活躍はドルフィンズにとって代えがたいものだった。
『PFF』によれば、ラムジーはドルフィンズでのデビューシーズンとなった2023年に出場した10試合で3回のインターセプトと4回のパスブレイクを記録しており、相手クオーターバックがあえてラムジー側に投げた際に許したパサーレーティングは52.9という好成績を残している。ラムジーの存在は混戦だった昨季のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のポストシーズン争いにおいて、ドルフィンズがワイルドカード出場枠を手に入れる上で重要だった。
フィールド片側を効果的にカバーするコーナーバックを必要としていたドルフィンズは2023年シーズンを前にトレードでラムジーを獲得。ラムジーは確かにその役割を果たしたものの、2024年はラムジーの才能を生かす方法が変わるかもしれない。
ドルフィンズの守備コーディネーター(DC)として1年目のシーズンに臨むアンソニー・ウィーバーが7度のプロボウル選出を誇るラムジーを“究極のチェスの駒”と称するように、今まで以上にフィールドを動き回ることになりそうだ。そうなれば、8シーズンをプレーして22回のインターセプト、97回のパスディフェンス、6回のフォースドファンブルを記録してきたラムジーにとってより多くのプレーメーキングの機会が待っていることを意味する。
とはいえ、この計画がどのような方向に進むかを確かめる前に、ラムジーはハムストリングのケガを克服する必要がある。マイク・マクダニエルHCによると、ラムジーは金曜日にはいずれかの形で練習に復帰する見込みだというが、日曜日に控えた今季初戦に出場するかどうかは不明とのこと。
ジャクソンビル・ジャガーズ戦を前に、ラムジーの公式ステータスはクエッショナブルとされている。