リーグの国際的な取り組み拡大を目指すNFLコミッショナーのロジャー・グッデル
2024年09月07日(土) 07:54NFLは現地6日(金)、史上初の南米ゲームとして、ブラジル・サンパウロでグリーンベイ・パッカーズとフィラデルフィア・イーグルスの一戦を開催する。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは金曜日に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演し、南米での試合開催はこのスポーツを世界中でより身近なものにするための次なるステップだと語った。
次に試合を主催する大陸はアメリカになるのかと問われたグッデルは「われわれは今回の試合が世界的なものになる運命にあると感じている。もうすぐアジアでも開催されるだろう。オーストラリアも間もなくだろう。われわれの試合を世界中で観戦してもらえるようにするつもりだ。それに、オーナーシップが本当に素晴らしいと感じている。すべてのチームが(アメリカ国外の)試合参加の義務を負う決議を可決したのだ。最低でも年に8試合は(インターナショナル)ゲームを開催するつもりでいる。もし、18試合と(プレシーズンに)2試合というシーズンになれば、インターナショナルゲームはさらに増えるだろう。そしていつの日か、16試合ができるようになればと願っている」と答えている。
ブラジルでのNFL人気上昇は顕著で、今に始まったことではない。NFLファンはすでに何年も前から観戦を続けている。ライブコンテンツを実現させたことが次のステップだったと言えるだろう。グッデルはサンパウロゲームのキックオフを前に、その雰囲気を感じることができると明かした。
「ファンがいるところに行きたいし、試合(開催)がその勢いを加速させると感じられるところに行きたい。ここはそうなると考えている。ここのファンはとにかく熱狂している。ファンでない人たちも興味を持ち、“なんだなんだ?”と話題にしている。ここのファンは試合に対する情熱がすさまじく、非常に知名度の高いコリンチャンス・スタジアム(アレーナ・コリンチャンス)という彼らのスタジアムで試合が行われるチャンスがあるのは、とても良いことだと思っている。NFLの試合はサッカーとはまったく違う雰囲気になるだろう。リアクションはすさまじいものになるだろうし、世界に広めていこうとするわれわれの努力継続に一役買ってくれるはずだ」
誰もが知っての通り、全米のスポーツ界を席巻するNFL――次に狙うは世界だ。