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契約間近だと明かすベンガルズWRチェイス、ペイトリオッツ戦出場は「試合直前」の判断へ

2024年09月07日(土) 09:36


シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス【AP Photo/Jeff Dean】

NFL新シーズンの最初の日曜日がもう間もなくに迫る中、ジャマール・チェイスはまだ宙ぶらりんのままだ。

練習に参加せず、サイドラインに姿を見せても立って見守るだけの状況が続いているスターワイドレシーバー(WR)チェイスが現地6日(金)、契約が間近に迫っている可能性をほのめかし、日曜日のニューイングランド・ペイトリオッツ戦に出場するかどうかに関しては「試合直前の判断」になると話した。ベンガルズはチェイスの出場ステータスを公式にクエッショナブルとしている。

「契約のステータスはかなりいいところにきている。ちょっとだけまとまっていないところがあるけど、もうすぐなところ。試合当日になれば分かるさ・・・。かなり近づいていると言える。いくつか数字を入れ替えたり、いろいろと変えたりしないといけないところがあるけど、かなりまとまりつつあると言える」

そう明かしたチェイスは自身の状態を「100%」健康だと主張しつつも、契約成立に向けて尽力する中でトレーニングキャンプの練習のほとんどを欠席していたため、試合に出たとしても「限定的」になるだろうと付け加えている。また、契約がまとまらなかった場合でも、今シーズンにプレーする意向はあるという。

「そうなったらそうなったとき。成立しなくても、プレーするつもりだ」

昨季は司令塔のジョー・バロウが欠場した時期もあったが、チェイスは100回のキャッチで1,216ヤードと7タッチダウンを決めており、キャリア序盤の3シーズンを終えて大型契約を希望している。

「そうだね、そうできたらいいと思う。3年だからね。3年以内にそうしたいと思うのが普通でしょ。その方があとあとの人生で良いチャンスを得られる。そう考えたら、うん、そうしたいと思うよね」

24歳のチェイスは自らがNFLの中でもトップレシーバーであることは「事実」だと言う。目下、ジャスティン・ジェファーソンが年俸3,500万ドル(約51億6,605万円)で最高額のワイドレシーバーとして君臨している。チェイスがジェファーソンよりも1円でも高い年俸を求めているとのうわさがあるが、本人は気にしていないようだ。

「ジャスティンに勝ちたいなら、ジャスティンを圧倒するくらいになる。1円くらいのことじゃない」と話したチェイスはワイドレシーバー市場のトップを潰すことがゴールではないとも強調している。

ジェファーソンの契約に言及したチェイスは「もっと高い数字を求めているわけじゃない。彼を打ち負かそうとしているつもりはないし、やばいことを考えているわけでもない。正しいことをやろうとしているだけ」とコメント。

問題は、すでにバロウに最高額QBの年俸を支払っているベンガルズがチェイスの言う「正しいこと」に応じるかどうかだ。

ベンガルズファンにとって一番のニュースは――特に、ハムストリングを痛めて療養中のティー・ヒギンスがダウトフルな中――契約がまとまらなくともチェイスにホールドアウトする意向がないことだろう。チェイスいわく、スーパーボウル出場を追い求めることが一番の目標とのことだ。

「1日の最後に思うのは、結局はそれが自分にとってすべてだってこと。だから、この契約状況がうまくいかなかったら、もともとの目標に立ち返る。それはこのチームのことであり、リーダーになることでもあり、自分らしくいることでもある」