ふくらはぎ痛のスティーラーズQBウィルソン、ファルコンズ戦出場はクエッショナブル
2024年09月07日(土) 05:57ラッセル・ウィルソンがピッツバーグ・スティーラーズのジャージーを身にまとって挑むはずだった最初の試合を逃す可能性が出てきた。
スティーラーズは現地8日(日)にアウェーで迎える2024年シーズン初戦、アトランタ・ファルコンズとの試合を前に、ふくらはぎ負傷を理由にクオーターバック(QB)ウィルソンをクエッショナブル登録した。
ウィルソンは6日、報道陣に対して「いけるならいく」と出場の希望を持っていることを明かしている。
ふくらはぎの問題はトレーニングキャンプ初日の練習前に発覚した。長引いていたものの、プレシーズンでは2試合に出場し、スティーラーズの先発クオーターバックに指名されていたウィルソン。
今週の水曜日は練習にフル参加していたが、木曜日は限定メニューにとどまり、流れとしてはかんばしくない。金曜日の練習も再び制限付きとされている。
ウィルソンは「ちょっとタイトな感じがするだけ。スマートにいきたかったんだ。もちろん、日曜日に試合がある。出られることを願っているけど、準備だけはしておきたい」とも話した。
もしウィルソンが出場できない場合はシーズン第1週の先発QBをジャスティン・フィールズが務めることになる。
ウィルソンは今オフシーズンにスティーラーズに加わり、フィールズを上回る1番手のQBとしてキャンプイン。ウィルソンのふくらはぎ負傷を受けて、若くダイナミックなフィールズに活躍の道が開かれたが、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンを苛立たせるような複数回のミスを含め、フィールズが見せたプレシーズンのアップダウンによってウィルソンが先発の座を維持し続けている。
シーズンの幕開けを前に、そのふくらはぎの問題が再発したのだ。
ウィルソンが先発出場する場合、課題は35歳のウィルソンがどの程度の能力を有しているのか、加えて、すでに疑問符がついているパスオフェンスにそれがどのような影響を与えるか、だ。ウィルソンが出場すれば、スティーラーズの新しい攻撃コーディネーター(OC)アーサー・スミスが当初に予定していた以上にフィールズのパッケージが見られる可能性もある。