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元ジャイアンツ、チーフスWRトニーがブラウンズの練習生に

2024年09月10日(火) 11:35


カダリウス・トニー【AP Photo/Charlie Riedel】

元ドラフト1巡目指名のワイドレシーバー(WR)カダリウス・トニーが、3チーム目に移籍することとなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』イアン・ラポポートが現地9日(月)に報じたところによると、2024年シーズン前にカンザスシティ・チーフスからカットされたトニーが、クリーブランド・ブラウンズと練習生として契約することになったという。

ビッグプレーを放つダイナミックな才能を持ちながら、一貫した結果を残すことができていないトニーは、2021年のNFLドラフト全体20位でニューヨーク・ジャイアンツに指名された。

ジャイアンツでの2年目のシーズン途中にトレードでチーフスへ移籍したトニーは、スーパーボウルで65ヤードの大きなパントリターンと5ヤードのタッチダウンパスを決め、チーフスのスーパーボウル制覇に貢献。しかし、こうしたビッグプレーも一貫性の欠如を補うには至っていない。健康な状態を維持することもトニーの課題となっている。

これまでの4シーズンでキャリア通算32試合に出場しているトニーは、そのうち10試合で先発し、レシーブ82回で760ヤードを獲得する一方、タッチダウンはわずか3回にとどまっている。

ラポポートによれば、現地8月27日にチーフスからウェイバーにかけられたトニーは、シアトル・シーホークスも訪問していたとのこと。今度はブラウンズで再スタートを切り、アマリ・クーパー、ジェリー・ジューディ、エライジャ・ムーアといったメンバーがそろうワイドレシーバー陣に加わる前に、練習生としてチームに馴染もうとしている。

ダラス・カウボーイズとのシーズン第1週で33対17と精彩を欠いた敗戦を喫したブラウンズは、オフェンスやスペシャルチームに刺激を必要としており、トニーがその役割を果たしてくれることを期待している。

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