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【2016年第9週】シーホークスが接戦を制して今季5勝目

2016年11月08日(火) 14:49


バッファロー・ビルズのルショーン・マッコイ【AP Photo/John Froschauer】

現地7日(月)、第9週のマンデーナイトフットボールとなるバッファロー・ビルズ対シアトル・シーホークス戦が行われた。試合は白熱した展開を見せ、序盤から点の取り合いとなるも、最後は守備陣が奮闘したシーホークスが31対25と逃げ切り、今季5勝目を手にした。

試合最初のドライブではビルズのディフェンシブエンド(DE)ジェリー・ヒューズがパントブロックを成功させて敵陣3ヤード地点でボールをリカバーし、直後のプレーでクオーターバック(QB)タイロッド・テイラーが自らエンドゾーンまで持ち込んでビルズが先制。シーホークスもQBラッセル・ウィルソンが強肩を生かし、ワイドレシーバー(WR)ダグ・ボールドウィンへの50ヤードパスを通して敵陣まで前進すると、続けてウィルソンが自らエンドゾーンまで走り込んでタッチダウンし、スコアを同点にする。ビルズはその後も、ランニングバック(RB)ルショーン・マッコイの11ヤードランなどで敵陣まで前進し、最後はテイラーがWRジャスティン・ハンターへの5ヤードパスをつないでタッチダウン。試合は第1クオーターから得点が相次ぎ、シーソーゲームの様相を呈する。

第2クオーター最初のプレーではウィルソンの完璧な17ヤードパスをタイトエンド(TE)ジミー・グラハムがディフェンスを背に片手でキャッチしてタッチダウンを成功させ、シーホークスが試合を再び振り出しに戻してみせる。シーホークスは第2クオーター中盤にもランニングバック(RB)クリスティン・マイケルの3ヤードランでタッチダウンを決めて勢いに乗ると、次のオフェンスドライブでもグラハムがこの日2度目となる片手キャッチでタッチダウンし、リードを広げた。

第2クオーター終了前にはコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンの反則タックルでビルズのキッカー(K)ダン・カーペンターが負傷したように訴える仕草を見せたが、プレーには影響がなかったようでフィールドゴールの場面で再登場。ただし、キックは失敗に終わり、28対17でシーホークスがリードしたまま前半は終了。

後半は両チームの守備陣が粘りを見せ、得点がないまま時間が経過する。それでもビルズ攻撃陣はマッコイとWRロバート・ウッズの活躍を中心に敵陣9ヤード地点まで攻め込んだ時点で第3クオーターが終了。それでも、第4クオーター序盤にRBマイク・ジリスリーの1ヤードランでタッチダウンし、直後の2ポイントコンバージョンも成功させたビルズが点差を3に縮める。シーホークスはその後、フィールドゴールを成功させてリードを6に広げるも、試合2分41秒を残してビルズ攻撃陣にボールを渡すこととなる。直後のドライブだけでテイラーを3度サックしたシーホークス守備陣がビルズ攻撃陣を抑え、得点するチャンスを与えずに接戦を制した

シーホークスQBウィルソンはパス26回中20回成功、282ヤード、2タッチダウンを投げてチームの勝利に貢献している。片手キャッチで2タッチダウンを成功させたTEグラハムはレシーブ8回、103ヤードをマーク。この1勝でシーホークスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区首位の座を確実なものとした。

対するビルズQBテイラーはパス38回中27回成功、289ヤード、1タッチダウン、1インターセプトを投げたのに加え、8キャリー、43ヤード、1(ラン)タッチダウンと素晴らしい結果を残しただけに、悔しい黒星となった。