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昨年の1勝0敗より、今年の0勝1敗の方がずっといいとジェッツHCサラー

2024年09月11日(水) 16:11


ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラー【AP Photo/Adam Hunger】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは不名誉にも、ニューヨーク・ジェッツの2023年シーズン初戦でわずかスナップ4回しかプレーできなかった。

現地9日(月)の夜、ロジャースは2024年シーズン初戦で37回のスナップに参加したが、ジェッツはその試合で敗北している。

ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは火曜日に、昨シーズンの1勝0敗よりも、今年0勝1敗でいる方がずっといいと感じていると語った。

ジェッツの公式記録によると、サンフランシスコ・49ersに32対19で敗れた翌日、サラーHCは「あいにく、そう感じてしまう。なぜなら、ディフェンスを修正できると分かっているからだ」と述べたという。

ディフェンスに対する自信は49ers戦で8回の得点ドライブを許した後でも変わらないとサラーHCは語っているが、その楽観的な見方はロジャースの健康状態に支えられているだろう。

4度のAP通信NFL最優秀選手賞(MVP)に輝いたロジャースが加入した昨年は、晴れやかなオフシーズンを過ごしていたジェッツ。しかし、1年前のこの時期には、ロジャースがわずか1クオーターの出場でアキレス腱を断裂したため、ジェッツの先行きはあっという間に悪くなってしまった。ワイドレシーバー(WR)ゼイビア・ギプソンが見事なパントリターンタッチダウンを決めたことで、ジェッツはバッファロー・ビルズに延長戦で勝利を収めたものの、チームの前途は依然として不透明だった。

49ers戦では試合途中にQBタイロッド・テイラーと交代したため、厳密に言えば、ロジャースはジェッツの一員として、まだフィールド上で試合を最後まで戦い抜いていない。とはいえ、ロジャースはその試合を無傷で乗り切ることができた。そんなロジャースは敗戦後も言い訳をせず、シーズンが進むにつれてもっといいプレーをすると誓っている。

ロジャースは月曜夜にところどころで本来のパフォーマンスを発揮したが、最終的にはパス21回中13回成功で167ヤード、ワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードへのタッチダウン1回、インターセプト1回という結果に終わった。この敗戦は、前シーズンのわずかな時間で終わったデビュー戦以来、サラーHCがロジャースとともに経験する最初の本格的な実戦となっている。サラーHCはロジャースのプレーに満足しており、その苦戦への対処の仕方を高く評価した。

サラーHCは「彼にはまったく動揺が見られなかった。彼はサイドラインで冷静さを保っており、昨夜は試合を最後までプレーし、その壁を乗り越えたことで、彼にとっては大きな区切りがついたと思う。みんなを代表して言うが、特に攻撃面に関しては、大きな自信を持っている」とコメント。

サラーHCは当然のことながら、将来の殿堂入りが期待されている40歳のロジャースが、ジェッツオフェンスを成功へと導くキャプテンであるという確信に満ちている。

「われわれのオフェンスは今年、本当に良くなるだろう」と話すサラーHC。

ディフェンスも同様に良くなると確信しているサラーHCは次のようにつけ加えている。

「1シーズン17試合あるから、まだ16試合残っている。ディフェンスの修正は問題にならないだろう」

サラーHCが2021年にジェッツのヘッドコーチに就任して以来、それがチームの指針となっている。昨シーズンのジェッツの守備陣は許した獲得ヤードでリーグ3位を誇ったが、オフェンスが31位と低迷し、チーム成績は7勝10敗に終わった。

だからこそ、何よりも、シーズン初戦終了後の火曜日に健康なロジャースがいる0勝1敗の方が、ロジャースがいない状態の昨年の1勝0敗よりも、ずっと気分がいいのだ。

【KO】