ニュース

WRハリソンJr.がより多くターゲットになることは「最優先事項」とカーディナルスOCペツィング

2024年09月11日(水) 16:22


アリゾナ・カーディナルスのマーヴィン・ハリソンJr.【NFL】

2024年NFLドラフトの全体4位で指名されたアリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー(WR)マーヴィン・ハリソンJr.は、今オフシーズンに期待が高まる中、ファンタジーフットボールのドラフトでもかなり高い評価を受けた。

しかし、ハリソンJr.は現地8日(日)に臨んだNFLでのデビュー戦で期待に応えられず、バッファロー・ビルズに34対28で敗れた試合での成績はレシーブ1回、4ヤードにとどまった。

とはいえ、カーディナルスの攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングが適切に対応しているため、今すぐ慌てる必要はない。

チーム公式サイトによると、ペツィングOCは火曜日に「確かに、ボールを持たせるという点で、彼は私たちの最優先事項となっている」と述べたという。

「(ビルズは)彼を封じ込めるためにいくつかの策を講じていたと思う。確かに、早い段階で彼をもっと関与させるプレーをコールできたかもしれないが、良いスタートだったと思っている。やるべきことはまだある」

ペツィングOCはハリソンJr.により多くボールを投げることを“計画”していたと明言。ハリソンJr.や他のオフェンス選手にボールを投げるのはクオーターバック(QB)カイラー・マレーの責任ではないと指摘し、自らその責任を引き受けた。

「私がカイラーに関して強調しようとしているのは、特定の選手にボールを投げたり、試合の流れの中で選手がどうしているかを心配したりするのは、彼の仕事ではないということだ」と語ったペツィングOCは「それは私がプレーを指示する中ですべきことだし、彼は試合の様子やカバレッジ、ルートの走り方に基づいて最良の決断を下す必要がある」と続けている。

日曜日にチームで最も多くターゲットになったのはタイトエンド(TE)トレイ・マクブライド(9回)で、レシーブ5回、30ヤードをマークした。一方、WRグレッグ・ドーチはターゲット8回でレシーブ6回、47ヤードを記録している。

ハリソンJr.がターゲットになった回数は3回で、その数はチーム内で3番目の多さだった。

ペツィングOCはビルズ守備陣があれほどハリソンJr.に注意を向けていたことに驚いたようだ。とはいえ、キャッチ1回で4ヤードという成績は、多くの人から逸材と見なされていたワイドレシーバーにとっては見過ごせないものとなっている。

カーディナルスは現地15日(日)にホーム初戦に臨み、ロサンゼルス・ラムズを迎え撃つ予定だ。地元のファンやファンタジーフットボールのプレーヤーはほぼ間違いなく、ハリソンJr.がシーズン第1週よりも活躍する姿を見たいと熱望しているだろう。そのため、ハリソンJr.がペツィングOCの構想にとどまらず、実際にカーディナルスの攻撃ゲームプランの中心になることは、カーディナルスにとって今季初のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区対決において、間違いなく注目を集めるだろう。

【RA】