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ジェッツ戦欠場は「チーム全体で決めた」と49ersのRBマカフリー

2024年09月12日(木) 11:21


サンフランシスコ・49ersのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/Frank Franklin II】

ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーの長引くふくらはぎとアキレス腱の不調が話題になっている。その様子は、サンフランシスコ・49ersがマカフリーのいないシーズン初戦で圧倒的な勝利を収めたのが、まるでなかったことのようだ。

マカフリーは49ersがニューヨーク・ジェッツに32対19で勝利した試合で、自分が予想外の欠場となった理由について、現地11日(水)に新たに説明している。

『ESPN』によると、マカフリーは「毎週、自分は出場するつもりでいる」と話し、次のように続けたという。

「これまでも、ウオークスルーもできないくらい調子が悪いのに、1週間丸々プレーする週もあった。その一方で、目が覚めたら、体がすごくいいことをできるようになっている時もあるんだ。精神的には、いつでもプレーできるように準備している。でも、俺が起きた後、チーム全体で決めた。難しい決断だったよ。プレーできないのは本当に嫌だけど、これはチェスの一手みたいなものだと思っているし、シーズンの残りでプラスになることを願っている」

RBジョーダン・メイソンの活躍のおかげで、49ersはマカフリーの不在をあまり感じなかった。メイソンはキャリー28回で147ヤード、タッチダウンラン1回をマーク。しかし、1試合の素晴らしいパフォーマンスだけでは、49ersファンがマカフリーの不在を忘れることはなく、マカフリー自身も長期間欠場することに満足していないのは確かだ。

マカフリーのような実力のある選手にとって、1週間から2週間余分に休むことは、長期的に見て最善の策かもしれない。結局のところ、49ersがシーズンを第1週から第4週の結果で判断しているわけではないのだ。昨シーズンのスーパーボウルで延長戦の末に敗れた49ersの目標はただ1つ。それは、再びスーパーボウルに進出し、ロンバルディトロフィーを持ち帰ることだ。

49ersがその大きな目標を達成するには、全選手の万全な準備が必要で、その中でもマカフリーの存在は特に重要となっている。それでも、マカフリーのような選手に無理をするなと言うのは、たとえ、それが日曜日の試合に出場する可能性を高めるために、1週間の練習を休むことだとしても、簡単なことではない。

マカフリーは水曜日にこう語った。「練習で調子が悪いと感じるとき、単に調子が悪いだけなのか、何か問題を抱えていても日曜日までには良くなるかもしれないっていう違いがあると思う。自分の考え方としては、水曜日や木曜日の練習でどんな身体的な問題があっても、試合に出場するつもりでいる。試合当日には、出場するかどうかの決断をしなきゃならない」

49ersがシーズン第1週に下した判断は正しいものであり、第2週にも同様の判断が正当化される可能性がある。49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが火曜日に述べたように、たとえマカフリー自身が健康状態を把握することに関して“非常に熱心”であったとしても、49ersはマカフリーに対して“細心の注意を払う”必要があるのだ。

たとえ1試合だけであっても、時には、猛牛を囲いに入れることが最良の判断となることもある。その働きかけが、マカフリーに無理をしないよう説得するのに十分なものか、それともマカフリーの健康状態が大幅に改善され、すぐに復帰できるようになるのか、今後の様子を見守ろう。

「今週は出場するつもりだ」と語るマカフリーは、次のようにつけ加えた。

「これが今の自分の考え。毎週そうだ。うそじゃない。選手が“もしかしたら出場するかもしれないし、しないかもしれない”って言った時点で、どっちつかずの状態になっているし、それは週に臨むにはいいメンタリティではないね。俺としては、もう準備はできている」

【KO】