全速力、というわけにはいかないかもしれないが、マイアミ・ドルフィンズのバックフィールドには十分な力がある。

サーズデーナイトフットボールとして行われるバッファロー・ビルズとのAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区対決で、ドルフィンズのランニングバック（RB）デボン・エイチェーンがアクティブとなった。

足首に負傷を抱えるエイチェーンは木曜日を迎える前の段階でクエッショナブルとされていたものの、RBラヒーム・モスタート（胸部）と共にサイドラインにとどまるという状況は回避されている。

エイチェーンにゴーサインが出たといっても、ベテランのRBジェフ・ウィルソンはそれなりの役割を担うことになるだろう。モスタートが不在のため、シーズン第1週にインアクティブだった俊足の新人RBジェイレン・ライトにもチャンスがありそうだ。

シーズン第1週にジャクソンビル・ジャガーズに勝利した試合でドルフィンズが記録したラッシングヤードは、チーム全体で81ヤードにとどまった。それをリードしたのが、キャリー5回で26ヤードをマークしたウィルソンだった。モスタートはキャリー6回で9ヤード、エイチェーンはキャリー10回で24ヤードを記録している。

昨年度のAFC東地区王者に対し、ドルフィンズはランニングゲームの立て直しを図るだろう。先週に実施されたアリゾナ・カーディナルス戦で、ビルズは相手ランニングバックに67ヤードしか許していない。

ルーキーイヤーに肩および膝の負傷で6試合を欠場していたエイチェーンは、第1週にランゲームでギアを上げるのには苦戦していたものの、パスゲームでは活躍し、ジャガーズに対してキャッチ7回で76ヤードを獲得している。

ルーキーとしてキャリー平均7.8ヤードという数字をたたき出し、800ヤードとタッチダウン8回をマークしたエイチェーン。その試合展開を大きく変える能力によって、ドルフィンズが爆発的なランゲームを展開する可能性はあり、チームのパスゲームについても同じことが言える。

モスタートは離脱したものの、エイチェーンはドルフィンズのためにフィールドに立つ。ビルズを相手に今季初のAFC東地区マッチに臨むドルフィンズは、アメリカ東部時間20時15分【日本時間13日（金）9時15分】にキックオフを迎える。

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