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ふくらはぎのケガからの復帰が「どんどん近づいている」とスティーラーズQBウィルソン

2024年09月13日(金) 10:35


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Matt Freed】

トレーニングキャンプで見舞われたふくらはぎのケガを発端とする問題によって後退を余儀なくされていたピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが、フィールドへの復帰は“どんどん近づいている”と現地12日(木)に語った。

スティーラーズがウィルソンの古巣であるデンバー・ブロンコスとヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンと対戦する際、ウィルソン自身はフィールドに戻れるのだろうか? 木曜日に行われた練習後、ウィルソンはその点について手の内を明らかにしていない。

『ESPN.com』によると、ウィルソンは「俺はただスマートに対処しようとしているだけだ」と語り、次のようにつけ加えたという。

「今日はフィールドでたくさんの作業をしなきゃいけなかった。投球とか、その他のことも全部ね。だから、ただスマートに対処しようとしているだけさ」

スティーラーズがシーズン第1週でアトランタ・ファルコンズに勝利した際に欠場していたウィルソンは、今週の練習では制限付き参加と記載されている。プレシーズン中に最初に見舞われたケガについて、ウィルソンは“かなり深刻で、かなりひどいふくらはぎのケガ”だったと明かした。

先週の試合前にアップをしていたウィルソン。しかし、本人とマイク・トムリンHCはふくらはぎの状態が思わしくないことを理由に、シーズン初戦ではウィルソンを出場させない決断を下した。

ウィルソンは「がっかりしたよ。でも、俺たちは気を落とさずに、毎日トレーニングルームで全力を尽くした。たくさんの時間を費やして準備を進めたけど、また足首に違和感があった時に“ああ、ここは慎重に対処しなきゃならないし、無理をしないようにしよう”って思ったんだ。もちろん、チームメイトと一緒にフィールドに立ちたいさ」とコメントしている。

ファルコンズ戦でウィルソンに代わって先発を務めたQBジャスティン・フィールズは、パス23回中17回成功で156ヤードを記録したほか、ラン14回で57ヤードをマーク。スティーラーズは6回の得点ドライブを展開したものの、すべてフィールドゴールで終わっている。レッドゾーンでは2回のチャンスを逃しており、特に第4クオーターでは、敵陣6ヤード地点で第4ダウンギャンブルに失敗し、ターンオーバーとなっている。

ウィルソンはその試合で、緊急時用の第3クオーターバックとして待機し、カイル・アレンがフィールズのバックアップを務めていた。

今週末プレーしたいかどうかについて、ウィルソンは「今のところ、出場したいと思っている」としつつも、ケガに対して慎重に対処する意向を改めて強調。

そんなウィルソンは「俺を知っている人なら誰でも分かると思うけど、いつもプレーしたい気持ちがある。だからこそ、プレーするために心と体の準備をしている。結局、時には少し傷ついた状態でもプレーしなきゃならないって思っている」と語り、次のように続けた。

「コーチ(トムリンHC)や・・・トレーナーたちも、シーズン序盤っていうこともあって、賢く対処したいと考えていると思う。これがシーズン最後の試合とか、そういう重要な試合なら、絶対に出るだろうね」

しかし、もし出場できなかったとしても、ウィルソンは過去2シーズンを過ごしたブロンコスについて、何らかの情報を提供してスティーラーズを助けることができると考えているという。

「俺にはちょっとした見識があるからね」とウィルソンは話した。

【KO】